雪の華のレビュー・感想・評価

とても命の大切さを教えてくれる映画だった。

映像が一つ一つ綺麗で、感動したのと、
ないよりも中条あやみさんの演技がとてもすごくて、
ラスト30分は涙が止まりませんでした。

無事、オーロラを見れたシーンは、本当に涙が止まらなかった。あと2回は見れると思いました。

モチーフとなった歌は「どこかで聞いたな」という程度で鑑賞。
幼児から虚弱体質で余命宣告をされた若い女性（当然美女）が、
フィンランドに行くことと、恋人と過ごしたいという夢を叶えようとする話。
「恋人」との出会いは凝りすぎ。そんなことあるわけないじゃん。
単にふらりと入ったカフェで・・というので十分。
カフェの維持代100万円が出せないのに、男はフィンランドへ行く。格安ツアーではなく、
ホテルもそれなりの高級ホテル。
このカネも「あの世にカネは持っていけない」と彼女が出したの？
その他諸々のツッコミどころ満載映画でした。
オジサンとしては、中条さんのベッドシーンを期待（だって恋人云々は「死ぬ前にHしたい！」という極めて生理的な叫びと解釈( ´艸｀)。）していたが、二日連続部屋は別々のシーン！。最後の日の入室シーンは無かったので、それで察してくれというのは、いくら何でも「金返せＷ！」レベル。キスシーンも後ろ姿中心のショットだし、スケベ心に響きません。
ラスト。エンドロールの最中のシーン。もしかしたら本当になるかもと思いました。
実話だが90歳を超えて今なお活躍中の大村崑さんは、若い時大病を患い、医者に「あなたは40までしか生きられない」と「余命宣告」を受け、それで「早死にするならばもともと希望していた芸能界に」と思ってギョーカイ入りしたそうです。彼女もそうなる。
映像は淡々としていて、悪く言えば凡庸。この程度の出来でフィンランドロケの費用は回収できたのかね。フィンランド航空のあご足持ちならば理解できるが。