「マーケティング能力に完敗」雪の華 映画.comさんの映画レビュー(感想・評価)
マーケティング能力に完敗
さまざまなヘンテコポイント満載で見た後に同席した人間と突っ込みポイントを話すことが狙いのマーケティングに完敗しました。
まずクリスマスツリーはどこにいったのか?
あれだけ説教したのに忘れているという暴挙。ちょっとした病なのではと思わすシーンである。
フランスパンをパリさながらに抱えて歩いていたが人生で同様の光景を見たことがない。しかもパンを使用したメニューはあるのか?
100万で済むほどの問題とはなにか?銀行の融資を受ければ良いのでは?
先輩の店だが店名が主人公に関係深いところが謎。共同経営者なのか。
司書でどれほどの金額を貯めていたのか?しかも、結構いい場所のいい部屋に住んでいる。過去フィンランドにも行けてる。治療費は安いのか?謎が多い。
病名が不明。CT画像の登場で脳の病気と推測されるが心臓をおさえる。薬を飲みこむ際に辛そう。謎だらけ。
フィンランドに到着時に主人公(男)はバック一つ。スーツはその中にあったのか?しわにならなかったのか?英語を話すことができないように見えたがかなりコアな場所を巡っている。ガラス工房。自力で行けるものなのか?
医者は1年と言っていたが急に短くなった。主人公(女)は1っか月と実は知っていた上で1か月の契約にしたのでは?
病院からフィンランドに向かった(空港)が、なぜ自宅からではなく病院からなのか?病院での会話は既に済ませて自宅から向かった方が楽では?
その後、主人公(男)は医者からメモをもらい追いかけたが、何故空港ではなく橋まで行って叫んだのか?行き先が分かっているのであれば空港に向かえば良いのでは?
主人公(女)がフィンランドから母親に電話をしていたが、夕方→夕方であった。時差があるのでは?
外でオーロラが出るのを待つ際の装備が埼玉の冬かと思わせるほどの軽装備。エスキモーバリの装備でないと外での活動は厳しいと思う。しかも、手袋を外している。ガラスを持っている。速攻で凍傷になるますよ。手袋をして。
主人公(男)がフィンランドに到着後に迷わずに目的地に到着できるという素晴らしい能力。しかも、こちらも軽装備。凍えると思います。
ドローンで撮影した映像の使い回しが気になる。
オーロラを見ながらの最後でエンドロール。思わずそこそこ大きい声で「えっ」と言ってしまいました。他の鑑賞客のみなさんごめんなさい。あまりのサプライズに声が出てしまいました。3年後…亡くなってみたいなことを想像していたのですが、大きく裏切られました。まさにニュータイプ。
これほどの変な点を盛り込みFワードを連発させ、変な点で話を盛り上げられる映画。まさにマーケティング能力に完敗です。不覚にももう一度見て深堀したいと思ってしまいました。
この映画が興行収入10億円を超えたとはすばらしいマーケティング能力だと思います。これほどの数のヘンテコポイントを盛り込み鑑賞者をイラつかせ、深堀意欲を掻き立てるところにあっぱれです。
オンラインでもう一度見てさらにムカつきたいと思っています。ありがとうございました。