「似ている田舎町のシネコンで」希望の灯り 劇場の天使2さんの映画レビュー(感想・評価)
似ている田舎町のシネコンで
土曜日の夕方の回、観客は自分一人だけ。この寂寥感は映画に通じるものがあって不思議な体験。
映画と同じような千葉ニュータウンの端っこに立つシネコン。周囲には巨大なホームセンターや家電量販店、観覧車まであるショッピングセンターがある地域。チケットの半券を持っていくとコストコに一日体験入店ができるらしい。
舞台となる旧東ドイツの巨大スーパーは、コストコのような立ち位置なのかもしれない。
登場人物達は、孤独であったり、様々な問題を抱えている。観客は主人公と同じようにスーパーで繰り広げられる人間模様。確かに希望の灯りは灯ったように思った。
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