「隣のおっさんがつまらつまらん呟いて喧しかった」希望の灯り SHさんの映画レビュー(感想・評価)
隣のおっさんがつまらつまらん呟いて喧しかった
確かに面白みに欠けるような気がした。映像は神秘的だったけれど、単調で暗い話に、率直な観賞者は「つまらん!」と一蹴するに違いない。正直、自分も長く果てしない時間にはまってしまったような感覚であった。この映画よりもかなり長尺の「トニ・エルドマン」と比べると(サンドラ・フラーが出ていたので─)、こっちのほうがものすごーく長く感じた。サンドラ・フラーが出ていなければ、おそらく耐えられなかった気がする。
とはいえ、そんなひどい作品ではないし、むしろ丁寧に作られた味わい深い映画だと思うのだけれど、楽しませようという意図がやや欠落している作品だと思わざるを得ない。まぁ、そういうのはこちらから積極的に貪ればいいだけのことなんだけれど...
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