劇場公開日 2018年7月7日

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「【蠱惑的な美魔女、イザペル・ユペールを堪能しようとした作品。】」エヴァ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【蠱惑的な美魔女、イザペル・ユペールを堪能しようとした作品。】

2020年6月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

ーイザペル・ユペール。御年軽く還暦越えだが、纏う妖しい色気には眩暈を覚える程である・・。-

 ■脚本は”相当”粗い。
  新鋭の作家ヴェルトラン(ギャスパー・ウリエル)は盗作した処女作“合言葉”がヒットし、一時の栄誉を謳歌する。
ーこの時点で、ヴェルトランが外見はイケメンだが中身は空虚な男という事が分かる。-

 ある日ヴェルトランが、アヌシーの別荘に出掛けると見知らぬ男女が寛いでいる。バスタブに浸かっていたのは・・イザペル・ユペール演じるエヴァ。文句を言うが、軽くあしらわれるヴェルトラン・・。
ーエヴァの何等悪びれる所なく、バスタブに浸かっている姿が印象的である。-

 エヴァの姿に惹かれたヴェルトランは、様々な理由を付けて近づくが、度々軽くあしらわれる。
ー劇中で、エヴァの職業は高級娼婦であり、刑務所には連れ合いの男性マリオンがいるということが分かって来る・・。ー

 2作目が書けないヴェルトランは編集者から催促を受けるが・・
ーそりゃ、そーだ!1作目も盗作だもんな!-

 ヴェルトランには美しき婚約者もいるのだが、彼女はヴェルトランの行動に疑問を持ち、ある決定的な場面を目撃してしまい・・。

 怒りに満ちたヴェルトランはエヴァに再度近づくが、キツイ一言が・・”二度と私に近づかないで。約束して!”そして現れたマリオンにお仕置きを受け放り出されるヴェルトラン・・・

<新鋭の作家ヴェルトランが余りに愚かで、イザペル・ユペール演じるエヴァの悪女っぷりが中途半端になってしまった作品。けれど、彼女のヴェルトランを睥睨する冷たすぎる視線は半端ない作品でもある。>

NOBU