劇場公開日 2019年5月3日

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「依存症治療映画みたい」ドント・ウォーリー コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5依存症治療映画みたい

2019年5月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

交通事故による脊髄損傷で胸から下が麻痺したが、新聞や雑誌に掲載されたブラックな1コマ風刺漫画家として活躍した、ジョン・キャラハンの人生を描く作品。

予告編では、生きることを支え助けてくれた人々との心の交流が……という雰囲気でしたが、観てみるとさにあらず。

事故の原因となった【アルコール依存症】からの脱却映画の要素が大きかった。
しかも、薬などの医療にはあまりスポットライトは当たらず、家族や他人を恨み自分を憎んできた考え方を変えようと取り組んだ、懺悔を軸にした自己啓発プログラムに近いキリスト教の宗教洗脳的治療が主軸でした。

普通なら感動するんでしょうが、中島らも『今夜、すべてのバーで』、吾妻ひでお『失踪日記』を読んだ私には、内容的には普通に感じてしまいました。

おまけに、作中の時間軸がいったりきたり。
何かトラブルがあるごとに、その原因と解決を導くのに、回想シーンなどを挟み込みすぎ。
しかもワイプを多用して、インサートやプレイバックばかり。
こちらの理解力や記憶力が低いせいなのかもしれないですが、終わったと思ったらまた昔に戻るの繰り返しで、全体の流れを理解しにくく、編集処理が下手に感じてしまいました。

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コージィ日本犬