「マニア向けには物足りないらしいが十分な内容」劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか オリオンの矢 Shun1さんの映画レビュー(感想・評価)
マニア向けには物足りないらしいが十分な内容
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はじめに。自分はダンまちのライトな読者です。
小説は読まずに、1期のアニメでベルクラネルがミノタウロスを倒す姿が好きでハマり、そこから漫画は一応全部買ってますが小説は読んでないです。そして最近のアニメ事情はよく知りません。その程度のライトな読者です。
それを踏まえて。
他のレビュワーの酷評具合が楽しいですね。皆さまそんなに文句ばかりですか、この映画。というわけでライトな読者向けの内容です。
しかしながら、内容はそれなりに密度ある映画です。大抵のアニメの映画化一発目って、ネタを広げすぎて浅く広く密度の薄い印象だけども。"ダンまち"を知らない人には舞台設定も、登場人物の人となりもわからない不親切な映画でもあり、ある意味自分くらいの原作理解度がちょうど良いのかも。
内容としてはベルが主人公らしく"槍に選ばれしもの"になり、外伝らしくオラリオを離れてこの映画のヒロインとなるアルテミスのために頑張る感じ。それなりにじんと来ます。
アルテミスにアンタレス、そしてオリオン。アンタレスはやはりサソリですね。矢を探していた弓の神アルテミスはオリオンを見つける。でも神話とは真逆でアンタレスが討たれる。そこはある意味面白いですね。
アニメとしてのクォリティは十分、映画レベル。作画は綺麗だしアルテミスは原作アニメにはいないタイプ。アルテミスは真綾さんといのは個人的にポイント高かった!
the garden of everythingを映画後にきくと映画も相まってなんだかせつないです。"いつか空は ひとつにつながり 渡ってゆける あなたのもとへ"
それなりに楽しめた、ダンまちファンとしては満足な映画でした。
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