映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険 インタビュー: 横山だいすけ、いつまでも子どもたちの“ヒーロー”である理由

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映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険

劇場公開日 2018年9月7日
2018年9月7日更新
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横山だいすけ、いつまでも子どもたちの“ヒーロー”である理由

「大事なのは、“うたのおにいさん”という立場や自分がいる場所ではなく、子どもたちに楽しさや元気を届けられる何かがあるかどうかなんです」――。この言葉に、彼がいつまでも子どもたちの“ヒーロー”である理由が詰まっている。2017年春にうたのおにいさんを卒業した横山だいすけが「おかあさんといっしょ」に帰ってくる! 同番組初の劇場版「映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険」に声での出演を果たした横山。卒業からの1年半、そして今回の“帰還”について話を聞いた。(取材・文・写真/黒豆直樹)

1959年の放送開始から、60年近くも子どもたちに愛され続けてきた長寿番組の初の映画化。この一報に接した時、自身が出演するか否かに関係なく、横山は「ついに来たか!」という感慨にも似た感情を抱いたという。

しかも同番組内でお馴染みの人形劇「ガラピコぷ~」がアニメ化され、そこに今回、新たに登場するロボットのゴムリ役の声を横山が演じることに。「やはり『おかあさんといっしょ』は僕にとって故郷(ふるさと)のような存在。いままでとまた違う形で関わり、盛り上げるための力になれるというのはすごく幸せなことでした」と喜びを語る。

2017年春に横山がうたのおにいさんを卒業した際、“だいすけロス”が叫ばれたのは周知のとおり。“○○ロス”という言葉がインフレ気味の昨今だが、この男が引き起こしたロスは、悲しみの深さもさることながら、子ども向け番組の出演者の卒業に母親たちがショックを受けたという点でも特筆すべき現象だった。

それから1年半、横山は俳優として舞台「魔女の宅急便」やドラマ「警視庁いきもの係」に出演し、ディズニーアニメ「リメンバー・ミー」では吹き替えに挑戦。さらにミュージカルコンサートツアー「だいすけお兄さんの世界迷作劇場」で日本中を巡るなど、これまでと異なる新たなチャレンジを続けてきた。今回、横山が「おかあさんといっしょ」に戻ってくることはファンにとっては嬉しい限りだが、再び“おかあさんといっしょのだいすけおにいさん”というイメージで見られてしまうことへの不安や懸念はなかったのか?

「懸念という意味では、卒業して次の世代にバトンを渡すという意味で、近すぎない方がいいだろうという思いはありました。(花田)ゆういちろうくんが、新しいうたのおにいさんになって、新たなチームで新たな『おかあさんといっしょ』があるわけで、だから今回のお話をいただいた時、どういう関わり方なのかはプロデューサーとじっくり話しました。そこで“声”で、うたのおにいさんとは違う形で盛り上げる力になってほしいと言われて、自分にできることをやってみようと思いました」。

一方で、自らのイメージや立場に関しては、全く頓着していない。新たな挑戦はこれまでのイメージを打ち消すためのものではないし、インタビュー冒頭の発言にあるように、軸にあるのは子どもたちをいかに楽しませられるか? ただそれだけ。

「自分の“色”みたいなものはどうでもよくて、子どもたちに楽しさや元気を届けられる“何か”があるなら、そこで頑張りたいと思って、この1年半、いろんな歌を歌ったり、様々な挑戦をさせてもらいました。大人の目には『あれもやって、これもやって』と見えるかもしれないですが、子どもたちが見た時に『あ、だいすけおにいさんだ。ちょっと見てみようかな?』と思ってもらえて、それが少しでも子どもたちの新たな刺激やきっかけになればそれでいいんです」。

横山は子どもたちの目、感性を誰よりも信じている。今回、横山が出演するアニメ版の「ガラピコぷ~」では、お馴染みのチョロミー、ムームー、ガラピコが宇宙に飛び出し冒険を繰り広げ、そこでは立場の違う者たちがその壁を乗り越えて友情を育むさまなどが描かれる。幼児にはやや難しいところもあるが、横山は「いまこの瞬間に全てがわかる必要はないんです」とうなずく。

「僕自身、うたのおにいさんをやっている期間中、『ちょっと表現が子どもには難しいんじゃないかな?』と感じることが何度もありました。でも、そこで演出家に言われたのが『言葉の内容を子どもたちが理解できるかどうかではなく、君がいま、どういう思いでこの言葉を話すのか? その気持ちを心から感じでしゃべりなさい』ということ。それだけで子どもは、細かい意味は理解できなくても、その言葉がどういう思いで発せられているかを感じるし、大人になっていつか理解する日が必ず来ると。いまでも僕はその思いを大事にしているし、この映画もきっと、子どもたちの心に言葉だけじゃない驚きや発見を残してくれると思います」。

この1年半は「毎日、早すぎてよくわかんないというのが正直な思い(苦笑)」と言うほどめまぐるしいものだったが、「子どもたちに何かを届けるための挑戦を続けられることが楽しくてたまらない」とも。そもそも、なぜ“子どもたち”なのか? 子どもたちの存在は、横山の人生に何をもたらしたのか? そんな根本的とも言える問いに「なんででしょうねぇ?」と楽しそうに笑みを浮かべつつ、こう続ける。

「気づいたら…なんですよね。歌と子どもたちが大好きで、高校生の時に子どもたちと歌ってるうたのおにいさん、おねえさんの姿を見て、自分が大好きなものに関われる場所は『おかあさんといっしょ』なんだ! って思って。この気持ちが自分の中で間違いないなって思えたのは、番組で歌ってる時に、子どもたちが目をキラキラさせて一緒に歌ってくれたり、親御さんと一緒に笑い合っている姿を見た時で『あぁ、幸せだな』『生きてきてよかった』と感じたんです」。

「『おかあさんといっしょ』の宣伝でこんなこと言うのもなんだけど…」と笑いつつ、自身のこれからのキャリア、人生について「僕はミッキーマウスみたいな存在になりたいんです」と力強く語る。

「子どもたちはいつか大人になるけど、いつの時代も子どもたちはいる。そんな子どもたちに近い存在の大人が一人くらいいてもいいんじゃないかなって。子どもは未来そのもの。自分がどう生きていきたいか? と問われたら『未来を担う子どもたちに常にキラキラするものを届けられたら』と思います」。

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