「“エミリー・ポピンズ”」メリー・ポピンズ リターンズ Jabbaさんの映画レビュー(感想・評価)
“エミリー・ポピンズ”
薄幸のヒロイン役が多いエミリーだけど以前からずっと大ファンです。彼女が出ている映画を見ている彼女の顔付きや役柄のせいかいつも可哀想に思えてしまい、何とかしてあげなくちゃ と切実になっしまいます。でもしかし、当然何もしてあげられないんだけど(笑)、それが他の女優さんにはない彼女の凄い魅力なんです。
そんなエミリーが初めてコメディ・ミュージカルの主役を演じる新機軸、絶対見るっきゃない!ということで 公開2週目にやっと見てきました。満席で女子率90%以上で驚きでしたけど。オリジナル版(64年)はDVDで見直して。
はっきり言って、うーんイマイチです。『シカゴ』の監督さんなのできっちり作られているのですが。理由は簡単、ミュージカルなのにどの新曲も印象に残らないんです。それとオリジナル版の♪チム・チム・チェリー♪スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャスが歌われない。。ジュリー・アンドリュースが歌って半世紀以上経ったけど、今も色褪せることのない名曲へのリスペクトというか『メリー・ポピンズ』のアイコンなんだから、新しいキャストでしっかりリフレインして欲しかったよね~。
ところで、エミリーは持ち前の謎めいた雰囲気が カラフルな映像に映えてマル(◎)でしたよ。怖い「魔女」じゃなくって、怖くない「魔法使い」の演技を、あのエミリーが完璧にできたのが成長の証し。
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