「うーん…」メリー・ポピンズ リターンズ ちいさんの映画レビュー(感想・評価)
うーん…
全体:
辛口ですが、本家とは別物として観たにしても、何も残らない、どうしたディズニー…といった感想。最近、Les Misérablesや、グレーティストショーマンという、かなりクオリティー高いミュージカル映画を観てしまったのもあって、インパクトに欠ける作品。流れが悪いのか、引き込まれないし、歌も全く頭に入ってこない。メリーポピンズがまたロンドンにやって来たという設定の感じなのですが、結局なにをしに来たのかも、微妙。
役者:
一言でいうと、ただ歌の上手い美人…という感じ。ジュリーアンドリュースのレベルではないにせよ、もう少し表現力のある歌を披露して欲しかった、、ジュリーアンドリュースは決して華のある美人ではないものの、物凄い表現力と歌の上手さが素晴らしい。(私がいちいち語るまでもないですが。)
メリル・ストリープなどの大物の存在感が凄くそのせいでより一層、知名度の低い主役達のバランスも悪い。
本家では煙突掃除とされる、物語の要となる灯の作業員も、もさっとしたボンヤリした印象。
子役が可愛いのが唯一の救い。
ストーリー:
特にストーリーは大した事なくても、歌や踊りが素晴らしければよかったのですが、そこもイマイチな為、ストーリーに関しては、内容がかなり薄く、アニメーションとの連動で悪者とされるキャラ設定も中途半端に…お母さんが亡くなったという悲しさは伝わってくるものの、もう少しうまい脚本はできなかったのか…
歌:
比べられるのを恐れてあえて全く違う歌ばかり揃えたのか、ほぼ何も頭に残らない歌で残念。せっかく役者さんの歌自体は上手いんだし、これなら本家の歌も入れてた方が良かったのでは。