「やっぱアントマンは安定(笑)」アントマン&ワスプ タミヤ・ユウさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱアントマンは安定(笑)
「アベンジャーズ インフィニティウォー」で自宅謹慎を受けてると判明したアントマンが何をしていたかも気になっていましたが、まずはメインの感想から。
「シビルウォー」の件でヒロインのホープ、ピム博士と疎遠になっていましたが、スコットがある夢を見たことがきっかけで再び接触します。
今考えたら「シビルウォー」もおさらいしておけば良かったなと感じています(笑)
その一件の事も少なからず出てきたので。
今回の続編ですが、ヒーローものの勧善懲悪ではなく、母親を見付けるミッションになります。
前作のスコットの帰還で、量子世界に取り残された母親が生きてるのでは?という可能性が出て来たので、母親を見付ける方法を探して助け出すミッションを行うという、いわば「母を訪ねて三千里」展開のストーリーになってます。
ですが、もちろん悪役も出てきます。
しかも敵として立ちはだかる人数としては結構多い方です。
何せスコットはFBIから謹慎処分を受けてる身で、少しでも外に出れば一斉に家宅捜索が入ってしまうという危険な状態でのミッションですし。
今回もコメディ色は強めです。
というより「インフィニティウォー」が極めてシリアスな内容だったので、むしろ安心感を抱きました。
また、今回も良いパパとして健在です。
娘のキャシーと、友達との協力で段ボール等を使って怪盗ごっこを家ごと使って遊ぶ等、クスッと笑えてほっこりします。
まぁこれが原因で前述の家宅捜索に繋がってしまうのですが(笑)
トリッキーなアクションも前作に劣ることなく魅せてくれました。
今回はヒロインが変身する「ワスプ」もいるので、二人の息のあったコンビネーションも観ることが出来ました。
また、詳しくは話しませんがスコットにアクションを教えてただけあって戦闘はかなり強いです(笑)
ただ、悪役に関してはもう少し絞っても良かったと思います。
今回のメインヴィランの女「ゴースト」は興味深いキャラクターでした。
自分が背負ってる痛みに苦しみながら、自分のために主人公達に立ちはだかる姿は、「ブラックパンサー」の悪役よりも良く描かれてたと思います。
ただ、それ以外のキャラに関してはあまり必要性が感じられませんでした。
その他突っ込みどころもありますが、
今回は前作よりも家族で楽しめる内容となっていました!
しかし、
エンドクレジットにはまさかの出来事が起こりました。
このことは今後にも関わってくる重大なネタバレになるので、ここでは止めておきます!
観たいと思ってる方は、観た方が良い!
そう自信を持って言える作品です。