「不気味で格好良くてぶっとんだホラー映画だった。色んな宗派のごった煮...」来る bexさんの映画レビュー(感想・評価)
不気味で格好良くてぶっとんだホラー映画だった。色んな宗派のごった煮...
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不気味で格好良くてぶっとんだホラー映画だった。色んな宗派のごった煮除霊大会は圧巻。見られて良かった。
自分の弱さに向き合う事のしんどさと大切さが身に沁みた。
田原は馬鹿だし見栄が捨てられない程弱かった、香奈も適切な救いの手を求めることが出来なかった。でももしもこの二人だけが琴子に助けを求めていたならあんな大事にはならなかったんじゃないだろうか。
原因は知紗の側にいた野崎と真琴も弱かったことだ。彼らがやっていた事は人食い熊を殺すのは可哀想だからって撃つのを邪魔しているようなものだった。彼らが過去のトラウマとかコンプレックスとかに向き合って払拭出来ていれば犠牲はもっと少なくて済んだんじゃないかな。
怪異の元凶の正体がよくわからなくてゾワゾワする。元は寂しい子供の霊だったのかな。それが「おやま」を拠点に出来るほど大きくなって生きた子供にまで干渉出来るようになったと。
あの血みどろの記憶が、知紗の中ではオムライスにかかったケチャップと変換されたのなら、それはひとつの救いだったと思う。
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