「視聴後、モヤモヤしている方々へ共感。」来る セイセイさんの映画レビュー(感想・評価)
視聴後、モヤモヤしている方々へ共感。
まず、観ようかどうか迷っている方へ。
ストーリー重視の人→おやめなさい、後悔します。
とりあえず何でもいいからホラー(?)を観れればいい人→ご自由にどうぞ、ただし時間を無駄にする可能性大。
B級(A級が最高評価とするならこれに関してはZ級だが)ホラー映画にありがちな、メインの恐怖対象(幽霊や妖怪、呪い)に対する解説や伏線回収は一切なし。
化け物がどういう存在でどういう見た目、何故それが存在し、なぜ人を襲うのか、襲う基準は何なのか。これらが全て謎のまま、謎な結末で映画は終わります。
監督には一体何の為に子供の頃の田舎のシーンとか「君も呼ばれるよー怖いー?」とか小娘がほざくシーンを入れたのかを「リング」を視聴した後2時間ほど目を瞑って考え直してほしい。
育児に協力しない現実逃避夫もクソだし、ストレスで娘に当たり不倫する妻の方もクソ、夫の友達(名前忘れた)もクソで、観ててイライラします。観ててイライラするのは役者さんの演技が上手い証拠ですね、さすがです。
そんなせっかくの演技も、前半の方は意味不明な謎カメラワークのせいで台無しですが...
あと、シーンが度々移り変わり時系列がめちゃくちゃで理解が追いつきません。
時系列だけじゃなくあの世この世とか想像上とか空間そのもののシーン入れ替えも多く、こんがらがる。
最終場面、大掛かりな除霊が始まり多数の犠牲者を出してるのに、最後に除霊を邪魔をする二人もイライラします。
「だって、この子はァ...!」じゃないんよ、除霊に参加して死んでいった皆にも家族や恋人がおるんよ、ジャンプ漫画のお涙ちょうだいシーンじゃないんやからさ。
てか何で除霊始めた直後にトイレ行くんだよ、本番前にうんこくらい済ませようよ、大人でしょ?それか我慢して。
良かった点→
・大掛かりな除霊シーンで化け物の強大さが伺えてテンション上がる。
・松たか子の平手打ちビンタがおもろい
・柴田理恵演じるオバさんの強キャラ感
・新幹線の移動シーンの意思疎通感
のみです、それ以上はありません。
意味不明=かっこいいでしょ?な映画は自分には合いませんでした。
原作読んだ後に観たらまた違う感想になるんですかね?まあそんなところです。