「ぼぎわん自体にはあまり焦点を合わせていない」来る kekeさんの映画レビュー(感想・評価)
ぼぎわん自体にはあまり焦点を合わせていない
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人間模様が原作より強調されて描かれていた。
伝えたいことは伝わるが、掘り下げが足りないのか、展開や言動が唐突に感じる場面が多々あった。
小松は前半は物静かでかっこよかったのに後半でなぜかびびりキャラに変わって「え…と」「そんな…」「それって…」ばかり言ってイライラする。
で、この小松がそれなりにラストにも食い込んできて、わりと自分勝手に邪魔してるようにしか見えない。
主人公もそうだが「何考えてるの?何がしたいの?」という感覚を持ってしまう。
まさにその感覚によって、こんな男と結婚した女性は本当に疲れるだろうなということは実感できた。
一番かっこいいシーンは除霊師?のおじいちゃんたちが新幹線で目的地に向かっているときに、
全く別の場所で仲間が殺されたことを察知して瞬時に、
「やられたな」
「別々に降りよか」
「そやな」
「一人でも無事に着いたら良しとするか」
と合理的な行動に徹する様子。1分くらいで終わるこの場面が一番記憶に残っている。
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