劇場公開日 2018年12月7日

「非現実的逃避行」来る HIRAさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0非現実的逃避行

2021年2月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

心がざわついている時は現実逃避としてホラー映画かゾンビ映画が観たくなる。

ソフトなジャパニーズホラーかなと思ってたら思いの外イライラさせられる精神にもちょっと来るタイプだった。

最初はのび太妻夫木に終始イラつき、後半は見た目だけアウトロー岡田にイラつく。
イラつくあまり怖さが半減。出てくる男はたいがいクズだ。逆に女性のしたたかな強さが目立ってそこが面白かった。

親戚の法事の集まりの鬱陶しさや山の怖さ、虫の生理的嫌悪、子供の純粋な狂気、ワンオペ子育ての追い込まれ感、子殺しの古い慣習とかこれら小さい傷が絶えず痒い感じの映画だった。
しかし片方だけの赤い靴とか童話めいたものはどうして小刻みに恐怖を感じるんだろうか。

結局何が「来る」のかいまいち分からなかったが、公園に集まったプロ達のごちゃ混ぜが新鮮だった。
突っ込みどころが多すぎて渋滞起こしているうちにエンディング。

もっと恐怖を感じたかったけど自分なりに楽しめた。

HIRA