劇場公開日 2018年12月7日

「子役の子が1番」来る META坊さんの映画レビュー(感想・評価)

1.0子役の子が1番

2018年12月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

んー、何だろう・・・。

幸せ満載のブログとはかけ離れた実生活、
人気ブロガーの裏の顔、
シングルマザーの置かれている現状、
育児ノイローゼ、
からのネグレスト、
さらには人工中絶。

現代社会の闇?問題提起?
一体何を言いたいのか、何を伝えたいのか、
さっぱり分かりません。

原作が日本ホラー大賞を受賞した作品の割には、怖くもなければ緊張感もない。
もちろん面白くもない。

脚本と演出のせいで、こうもつまらなくなるものなのか。
照明も作り物っぽいし、音楽もダメ。

冒頭からだらだらと続く、秀樹(妻夫木)のシーンは、まるでつまらないホームドラマ。
ホラー映画としての期待感はあっさり消滅したし、長過ぎて飽きてしまった。

狙いなのだろうけど、妻夫木にあんな臭い芝居をさせてはいけないな。

加奈(黒木華)のシーンからは多少盛り返したものの、クライマックスの除霊のシーンが、大掛かりで派手な割にはチープ過ぎて、笑えてしまう。

琴子(松たか子)と警察の繋がりが説明不足だし、そもそも『あれ』って何だったのか分からないままで、不完全燃焼もいいところ。

良かったのは、小松菜奈の登場シーンがエロかったことと(笑)、秀樹がスマホで通話中に家の電話が鳴るところ。
ここで始めて、えっ!どっちだ?どうなるんだ?って期待感が高まる。
けど、そこまで。

そしてなんと言っても、一人娘知紗役の子役、この子が可愛いいだけでなく、泣いても笑っても実にナチュラルで、この子が最高だった。
泣いてるシーンなんて、演技ではなくスタッフに怒られて、本当に泣かされてるのではないかと心配になるほどのリアリティーだ。
劇中、母親にぶたれるシーンがあったらと心配したけと、無くてほっとした(笑)。

鑑賞後に某映画サイトを覗いてみたら、大絶賛するレビューが多くて意外でした。

その多数は監督ファンのようですが、内容はどうであれ、映画は楽しんだもの勝ち。

たまたま自分には合わなかった。

それと、後で知りましたが、主演は岡田准一だったんですね。

って、完全に脇役扱いでしょ。
良いとこ1つもなしで可哀想過ぎる。

META坊