「 【このシリーズ、コメディタッチでも行ける、意外と懐深い作品ではないかな?と思った作品。何しろ、シンビオートであるヴェノムのキャラがしっかりと屹立しているのであるからね・・。】」ヴェノム NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【このシリーズ、コメディタッチでも行ける、意外と懐深い作品ではないかな?と思った作品。何しろ、シンビオートであるヴェノムのキャラがしっかりと屹立しているのであるからね・・。】
ー トム・ハーディ演じるエディが、徐々にヴェノムと共生していく過程が面白い。ー
・今までのマーベル作品とは違う、シンビオートであるヴェノムのお茶目な一面と、凶悪な一面とのギャップが面白い。
<この後、どのように展開させて行くかが楽しみな作品群の序章。
マーベル作品の底力を魅せて頂きたいと思った作品。>
<2018年11月2日 劇場にて鑑賞>
<2022年4月28日 追記 ヤッパリ続編が出たね、少し前だけれども・・。面白かったね。>
お読み頂きありがとうございます。
「原作を尊重した、より面白くする改変」という着地点をクリエィティブな視点で探るべき。
というのが私の基本姿勢です。
今夏、上映の「夏への扉」は原作改変の理想的な一例だと感じました。
国も時代もヒロインの年齢もまるで違うし、原作に存在しない2名のメインキャラクターを創造している。しかし、根底に原作尊重・原作愛が流れている佳作でした。
また、ヴィスコンティの異邦人などは、下手な原作縛りをせず、ヴィスコンティに自由にやらせたならばどんな名作が完成したのだろうか?とも思います。
決して「解体・脱構造化・再構築」自体を否定しているのではないことをご理解頂ければ幸いです。
原作と映画化についての個人見解は、私の「ヒルコ 妖怪ハンター」にまとめてありますので、宜しければご一読下さい^ ^
今回の私のレビューは、原作云々の観点ではなく、「売らんかな」の姿勢の為に「物語としての面白さの追求を犠牲にしている」作品への忌避感ですね(笑)
例えば、マーベルのMCUなどは原作無視も甚だしいですけれど、あれだけ見事な世界観に落とし込んだことは素晴らしいと思います。
一連の作品すべてを合わせて、21世紀を代表する名作だと考えていますよ。