「悪役の物語か？」ヴェノム　kenshuchuさんの映画レビュー（感想・評価）

広告にある「最も残虐な悪が誕生する」という話ではなく、寄生したエイリアンと宿主のジャーナリストの絆を描いた物語だった。
まず思い浮かんだのは「寄生獣」だ。ヴェノムとエディのやりとりがミギーと新一のやりとりとダブる。だから寄生獣と比べて話の組み立てが甘い気がしてしまう。
ヴェノムがなぜエディを気に入ったのか、気に入るかどうかが適合できるポイントなのか、そもそもどうやってカプセルに入れて地球に持ってこれたのかがわかりづらかった。寄生したエイリアンたちがとる行動もバカっぽい。わざわざそんなに目立つ行動とるか？
それでもバイクで逃げるシーンや格闘シーンなど、アクションの見所は多かった。もったいない。