「キャラクターに☆5」ヴェノム お酒さんの映画レビュー(感想・評価)
キャラクターに☆5
アメコミ原作は読んだことなく、アメコミ映画はMCUとダークナイト3部作が好きな程度の映画ファンです。
タイトルの通り、今回のエディとヴェノムのキャラクターがめちゃくちゃハマりました。あのコンビのやりとりはずーっと観てられそうです。続編楽しみ。カーネイジ好きです。
ですがここから☆-1.5の理由。
まず世界観。シンビオードって結局なんだったんですか?続編で明かすにしても、もう少しこの作品の段階での地球外生命体以外の答えが欲しかったです。あとああいうライフ財団のような開発施設って、街の側に作っていいもんなんですか?ああいう規模の施設って砂漠のど真ん中とか未開の密林の中とか、人類文明からかけ離れた場所にあるのかと思ってました。まあ今回のは実験材料の浮浪者の入手が世間にばれずに産地直送できるように、とか妄想で補完しました。
次に脚本。ドレイクがライオットに寄生される経緯が事故て。もっとヴェノム=エディに恨みと殺意を持って完全に人類に絶望し、狂気の先に、これしかない、とシンビオードに手を出す、っていう展開なら良かった。
ヴェノム=エディのように打ち解けあったのに対して、ライオット=ドレイク、とならないための演出でしょうか?終盤はヴェノム=エディvsライオットになってる気がしました。原作未読で映画で描かれたドレイクしか知らないため、ドレイクは結構好きなキャラでした。なのでライオットに寄生された時点で彼は死んで、ライオットだけが野望完遂のために動いていたみたいで悲しかったです。
ドレイクにあれ以上、もっともっと人類に絶望して欲しかったです。
そして演出。目新しい演出がありませんでした。ヴェノムのヌルっとした重力に縛られない動き、最後のヴェノムとライオットの戦いのべちゃべちゃ感、いいところはありましたがそれは全部キャラクターがあっての映像です。苦痛、絶望、嫉妬、恨み。そういった負の感情を最新の映像技術によって見たことない演出で魅せてくれるのを期待してました。
PVで期待し過ぎました。
エンドクレジットのエミネムのラップと、主人公エディと萌えキャラヒロイン ヴェノムのやりとりが心地よかったので、まあまあ満足しました。
不満点と合わせて☆3.5で。
本編とは全く関係ありませんが、エンドクレジット後のスパイダーバースの映像、激寒で映画の興奮一気に冷めました。アニメにするのはいいんですけど、コメディにしたいなら笑えるものを作ってください。
コッツェンさん、
初めまして。
コメント、共感ありがとうございます。
勢いのあるレビューで楽しく読ませてもらいました!全く同感のレビューです。
本当にキャラクターはよかったので、今作終盤のいちゃいちゃしてる雰囲気を続編で楽しみたいと思います。
R指定に引っかかったならそれはそれで、惨虐とはまた違うカーネイジの表現がみれれば大満足なんですけどね。
製作陣のチャレンジ精神に期待です。
お酒さん、初めまして。「ヴェノム」に対して評価を下げたくなるポイントが全く同じだったことに感動し、共感票を投じさせていただきました。そうですよね、キャラクターは素晴らしいんですけどね…心から頷けるレヴューをありがとうございます。