「レイティングの壁」ヴェノム 克晴さんの映画レビュー(感想・評価)
レイティングの壁
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惨虐!最悪!と煽りまくったのに、レイティングが邪魔してグロ描写ほぼゼロ。その為、ヴェノムやライオットに惨虐なイメージが全くなく、平凡な悪役に成り下がってしまいました。
ヴェノムは腹ペコ腹ペコ言うわりに聞き分けが良すぎて普通にいい奴になっちゃってるし、ライフ財団の人体実験も大量の死者が出ている、という印象にならず。やはりR15にはすべきでした。
「ローガン」はグロがあるからこそウルヴァリンのギリギリの生き様が表現出来たし、デッドプールもグロがあるから「不死身ならではのブラックジョーク」が成り立つんです。
マーベルの作品は「キャラ」と「作風」がバッチリ噛み合うからこそ面白いのですが、本作には残虐なヴィランが主人公だからこその暗さがなく、ただ画面が物理的に暗いだけ。
続編はなんとかR15にしてほしいです。
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