トラさん 僕が猫になったワケのレビュー・感想・評価
全22件中、1~20件目を表示
着ぐるみは面白かった
スズちゃんは結局ダメな奴には変わりなかった。
ストレートに愛情表現してればすべて許されるって訳じゃない。
家族の心には残っていたんだろうけど。
おそらくあのまま生き続けていたら、パパ大好き、スズちゃん大好きでは終わらなかったろう。
まだ許される、いいところで死んだと思うべきか。
そしてこんな奇蹟は起こらないので、日々誠実に生きていようと、教訓にはなった。
号泣してしまうけど心は満たされる映画
原作を読まずに
まずは映画から見てきました
ストーリーはとても分かりやすく
スっと入ってきます
娘の実優ちゃんの気持ちも分かるし
奥さんの元気に振る舞う姿から
感情が溢れるシーンは
胸にグッと来るものがあり号泣
自分勝手に生きてきた寿々男が
ネコになって家族のそばで暮らすことで
見えてきた家族の想い
そしてそこから動いていく気持ちや
行動に いつしか応援してる自分がいたり
お話としては生き返れる訳では無いので
悲しいはずなのに
そう感じさせないほど
大切な人を想っていく強い気持ちを
家族のみんなから感じて
幸せで満たされた気持ちになる
とても素敵な映画でした
映画を見たあとに原作を読みましたが
こちらもとても心に残る言葉があり
もっと家族とコミュニケーションを
とろうと思いました
映画はくすっと笑えるシーンも多く
また主題歌の君を大好きだも
すごく素敵な歌詞と曲と歌声だったので
また映画館で見たいです
子供や主人にも
是非見てほしいと思います
かなりがっかり
北山くん及び原作ファンです。
動いて演技をする北山くんをただ見るには最高かなと思いますが、内容は原作ファンとしてかなりがっかりでした。
以下、ネタバレを含む原作との相違点で気になったもの。
・主人公の寿々男が描く漫画は板場先生が描かれたわけでもない、原作で寿々男が描いた「せきらら君」とはまったく違うタイプのもの。
・ホワイテストが飼われているのが中学生の男の子ではない上、トラさんと同じ元人間で、最後消える。
・トラさんの滞在期間が1年ではなく1ヶ月と短すぎる。
・ミユが寿々男にまったく似ていないし、性格もキツい。父である寿々男に死んじゃえとか言う。
・そもそも寿々男も原作より頭が悪い。
・裁判長が信じられないくらい淡白。
・筧監督のお家芸である動物仮装(今回はネコの着ぐるみ)は慣れれば割と見られましたが、人間サイズのせいで無理矢理な描写がちらほら。
滞在期間が1ヶ月と大幅に短縮した割には寿々男の危機感があまりにも薄く、全体的に行動が間延びしている点や、高畑家の仲の良さを示すような交流の描写も薄く、またミユがやたらと寿々男に反抗的で、感動ものとして全然共感できませんでした。ナツコもミユもそこまで泣く?と思ってしまいます。(2人の演技力が素晴らしいだけに、尚更)共感できないので、なんだかわからないが親子がすごく泣いてるな…演技力凄い…とかなり他人目線で見てしまいました。
原作の泣き所は、寿々男が死んでから寿々男の家族(特に寿々男の母とナツコ)が様々な思い出を語りながら、やはりクズでも良いやつだったと改めて死んでしまったことを悲しむ点にあると思っており、そこがごっそりなかったのも驚きました。
原作にいない要潤は頑張って漫画描いてチェンバロまで弾いていたのに過労で倒れるし、原作にいない担当さんは全然話に関わらない割にすごい主張してくるし、裁判長とはいつまでも仲良くならないし、そもそも裁判長全然オニアツじゃない冷めた人だし、小さい「あれ?」があまりにも随所に散りばめられていて、悪い意味で気付いたら映画が終わっていました。
「あのシーンないの!?」は原作ありの映画にはつきものですが、このシーンがなくてどうやって話を理解すればいいの?と、このオリジナルのシーン必要?がそれぞれ多すぎます。
また原作では、最後人間になり漫画を描くシーンは何時間かに分けて最終回を描きあげるのですが、夜中から朝にかけてあのページ数、あのボリュームの漫画を下書きからベタ塗りまで、1人で終わらせるというあまりにも現実離れした力技を披露するところ、あの奇抜なネコスーツよりも断然非現実的でした。
あれだけ筆が早く行動力もあるのに、なぜ何年もズルズルと引きずり続けていたのか意味がわかりません。
個人的にはあのアホな寿々男がせきらら君というアホな漫画を描いている、という設定が好きだったので、なんだかかっこいいスマートな漫画を描いているのも地味にショックでした。ネコマンじゃなくてオッちゃんとパイちゃんのグッズだったら買ってたのに。
感動させてくれるシーンは薄いのに漫画を描くシーンだけ妙に間延びしていて不必要に長く、さすが監督が激推ししている漫画家を使ってるだけある、激推しされてるなと思いました。
細かい笑いもあったし、何よりも自分が北山くんファンだったこともあり見ていられましたが、ただの原作ファンとして見に行っていたらかなりの苦行です。北山くんの映画初主演が決定したときから楽しみにしており、演技も初主演とは思えぬ落ち着きと慣れている感じがとても良かったので、尚更脚本にはがっかりしてしまいました。
最後良い音響でキスマイ全員の歌声が聞けたのはよかったかな。
内容がよければ何回か行こうと思っていましたが、トラ泣きもなければ2回目もなさそうです。
もう一度あの余韻を味わいたくなる
最初からコミカルでファンタジーな世界。このまま笑いあり涙ありとよくある話しかと思いきや真摯に家族と向き合おうとし始める主人公の姿に引き込まれてしまった。遅れながらも気づく互いの想い。あまり泣かない私ですが思わず涙が…。避けられない死を目前にしてのあの笑顔が再び涙をさそう。切ないが心が温かくなる不思議な余韻。この余韻を味わいたくまた劇場に通うだろう。
泣きすぎてボロボロに
予告篇の多部さんを観てすでにウルウルなっていたので、ヤバイかも!と思ってハンドタオル持参で鑑賞しました。
正直、ねこスーツ??と思ってましたが、着ぐるみじゃなくてあれで正解ですね。ミュージカルのキャッツみたい。
北山くんだけじゃなくて、野良猫たちもみんなねこスーツ。トラさんとホワイテストだけかと思ってたから、あ、ほかにも出てくるんだ~!と。
お葬式で、担当さんが号泣しているあたりから泣き始めて、そこからずっと泣いたり笑ったり。ラストが近くなったころからは号泣してました。(自分の涙腺がこんなにゆるいとは…ww)
エンドロールの「君を大好きだ」で更に号泣。
この曲聴くたびに思い出して泣いてしまいそうです。
映画館が遠い(片道車で2時間以上かかります)ので、なかなか足を運ぶことは少ないのですが、今回は観に行ったかいがあったと思います。
あたりまえの日常を幸せだと気付かせてくれる、そんな心が温まる映画でした。
コメディかと思いきや
死んだ人間が動物に生まれ変わるというありきたりな設定のコメディ映画かと思いきや 、ストーリーが進むにつれて温かい家族の物語へと姿を変えていった 。漫画家のダメ夫が猫として家族の元へ戻り改めて間近で家族を見てだんだん心が入れ替わってゆくところがとても良かった 。とても感動する物語だったが 、90分という短さが少々物足りなさを感じた 。
引っかかりもある作品…
全体的に感動しました。
誰しもが感じる愛についてをコミカルかつ繊細に描かれていると思いました。
北山くんの演技もすごく自然で作品に入り込みやすかったです。
最後にトラさんが裁判長に
子供が産まれた所を見たことあるのか?
みたいなセリフがあったのですが
すごく引っかかりを感じます。
最近は子供が欲しくても授かれない方も多いと思うので…
子供がいない方にももう少し配慮した方がよいのでは?と。
感じました。
人間産まれた以上は子でもあるので…その点では子の立場で見ることはできると思いますが、少し残念でした。
リアルのあるファンタジー映画
面白かった。設定はファンタジーだがアパートの一室でほぼ物語が進むので生活感のある描写がとても身近な出来事に感じさせた。観る前は猫姿を受け入れられるかという個人的な心配があったのだがトラさんがだんだん猫生活に慣れていくのと同じように人間だった猫として受け入れて観られるようになっていった。観た後だと人間が猫の姿で演じることが何よりも重要だったのではないかと思う。元は人間だった猫だということに説得力を持たせる佇まいだった。正直泣くとは思わなかったのだが後半ずっと涙が止まらなかった。前半、リアルな家族の生活を観ていた分、家族の最後が想像できる分、切なくて涙が止まらなかった。たくさん泣いたが観終わった後はとても清々しい気持ちになった。
後半の演技が圧巻です。泣きます
キャストや監督が好きだったので鑑賞しましたが、ほっこりした日常から急展開して、主人公が猫になって戻ってからは、ほぼ号泣でした。もう戻れない世界の尊さを知り、父と娘の徐々に心を通わせる様は、辛い状況ですが、とても清らかであったかく物凄く感動したシーンの一つです。妻と娘がお互いを思いやり、ですが我慢しきれず感情を爆発させるシーンは圧巻です。あんなに笑う前半からの落差で、後半は涙が止まりません。余計な物を排除してそこだけにスポットライトを当てる筧監督の演出もたまりません。ハンカチ必須です。
平凡な日常の中に幸せがあった!
はじめは、主人公のダメっぷりに呆れていましたが、物語が進むにつれ、彼の愛情深い一面や漫画家としての思い、死んでしまった事で家族を守れない後悔の気持ちを知り涙が止まらなくなりました。
最後に本気を出して漫画を描いているスズオはすごくカッコよくて、引き込まれました!
娘ちゃんと奥さんとの最後のシーンは本当に感動的で、ステキな家族だった!
観終わって温かく清々しい気持ちになりました
笑って泣いて日常に感謝しました
事故シーンに体がビクッと震えました。泣かない家族とコミカルなトラさんとのやりとりは、生前のそれと変わらずクスリと笑えるものでした。残り少ない時間を意識して初めて見ようとする家族の心。そして見えた本音。原作も映画後に読ませて頂きましたがラストは違いは多少あれど、伝えようとする物は同じでポロポロポロポロ涙が勝手に出てきます。そしてラストの笑顔。当たり前はない、どんなことも当然ではない、忘れてしまう「気持ちを伝える」ということをしっかりとストレートに思い出させてもらいました。今、自分に出来ることと向き合います。
自分がどれだけ愛されていたか
トラさん、ダメ夫が事故で亡くなって猫の姿で戻ってくる、という話よりまず先にあの北山宏光さんの猫の姿のインパクトの強さ。どうなるのか…下手したら…なんてことも思いましたが、全部吹っ飛びました。いつのまにか人間の変わり果てた姿ということも受け入れてたし、人間からは猫にしか見えてないんだなと。その上でスズオの気持ちが伝わらないもどかしさは切なかったです。スズオ自身もこの姿にならなければ愛してくれる家族の大切さに気づかなかっただろうなあ。スズオが「ダメ夫」なのに誰にも嫌われてない天才肌(?)なところも愛嬌があって好感が持てます。クライマックスから漫画を描くシーンはリアリティがあったし現実とファンタジーの配分も良かったです。上演時間の長さもちょうどいい!
映像が新しい。意外な佳作にびっくり
キスマイファン以外には、あまり注目されていないけれど、意外な佳作。
ほんとはネコが嫌いなのに、たまたま売れてしまった『ネコマン』ひとつの一発屋の漫画家・高畑寿々男(北山宏光)。いまは妻の稼ぎに頼りきり、毎日ギャンブルに明け暮れている。そんなある日、寿々男は交通事故で亡くなってしまい、猫の姿で家族のもとに戻される。
コメディタッチだが、家族愛を描く感動的なヒューマンドラマになっている。
"Kis-My-Ft2"の北山宏光の主演で、板羽皆による同名人気漫画を実写映画化。これが初主演というが、そして北山のコメディ演技が自然で面白い。
それを妻役の多部未華子が支え、子役の平澤宏々路(ひらさわこころ)ちゃんがうまい。単なる”猫モノ”ではないし、ネコの着ぐるみをきているがヒトを喰ったようなコメディでもない。
なにより"映像"がデジタル的な高解像度でカッチリとクリア。フイルムライクを狙って眠くなる作品がよくあるが、それよりはるかに好感が持てる。
オープニングの樹木の下のベンチのカットから目を引く。筧昌也監督による、1カットずつのフレーミングと繊細なカメラワークに感心。猫の目線、人の目線、ゆっくりと俯瞰する動き。夜のシーンの雲が印象的。凝りすぎのような光の使い方もあるが、多くの観客はそんなところ観てないし…。撮影カメラマンは黒石信淵? CM撮影を主に活動しているようだ。これから注目。
ネコの着ぐるみは、被り物だけでなく頬に毛を張り付けたりして適当じゃない。またセットの背景や小物に至るまで丁寧に作り込まれている。映像がクリアなぶん、ごまかしが効かない。。
映像はマンガを使ったVFXも新鮮だ。おそらく筧昌也監督はマンガ家、イラストレーターとしての経歴も持っているというのが強みになっている。オーソドックスな編集方法と新しい挑戦をクロスオーバーさせている。
筧監督は、バカリズム脚本のTVドラマ「素敵な選TAXI」(2014/2016)の演出も手掛け、そのつながりからバカリズムも本作に出演している。
(2019/2/16/TOHOシネマズ日比谷/シネスコ)
つらい涙にならないよみがえり映画
ずっと待ち望んでいたので、公開日に観てきました。
主演の北山宏光さんのファンということがきっかけで、この映画を知ったのですが、ファンという目線を抜きにしても、本当に温かくて素晴らしい映画に出会えたと感じました。
よみがえり映画は、いつも別れがつらくて悲しくて泣いてしまうのですが、この映画は温かくて「ありがとう」という気持ちでいっぱいの涙を流せる、素敵な家族のお話でした。
北山さんの、クサいようで自然で、熱くて愛のある演技と、猫スーツ姿に途中から全く違和感を感じさせない、猫の才能が、この温かい映画のポイントでもあると思います。
印象的なシーンは、いくつもあるのですが、
母の奈津子と実優がコタツで、父・寿々男のどこが好きなのかと話している、なんとも可愛らしいシーン、
娘の実優が漫画を描いていて、「赤ちゃんいらない」という台詞を書く、胸が締め付けられるようなシーン、
パパが死んでからママは一度も泣いてないと、実優が奈津子に言うシーン、
奈津子がなぜ泣かないのかがわかる、寿々男の"遺言"について回想しながら語り、ふたりで泣き崩れるシーン、
そこでいたたまれなくなるトラさんのシーン、
プロポーズ記念日で訪れる展望台での、トラさんと実優の、笑えて泣けるシーン、
実優がトラさんと一緒に家に帰ってきて、奈津子と実優が抱き合っているところで、トラさんが何も通じないことに切ない表情を浮かべて去るシーン、
ホワイテストがパパとの話について語り、消えてしまうシーン、
あの世の関所で、トラさんが裁判長に、人間の姿に戻って漫画を完成させたいと懇願するシーン、
トラさんから寿々男の姿に戻って、実優と話をし、お互いに気持ち伝え合い、寿々男が涙して実優を抱きしめるシーン、
最後の朝、奈津子と笑い合うシーン。
そして、エンドロール。
思い出してこの文章を書いているだけで、涙が溢れます。
猫の姿だったり、やり取りや台詞が笑えるものだったり、寿々男が生き返りたい!家族のところに戻りたい!と強く思わないところや、
よみがえることにより、のこされた家族が、もう離れたくない、行かないで、、、とシリアスな感じになってしまわないところなどにより、
つらく悲しい涙ではなく、温かい涙を流せる映画になっているのだろうなと思います。
また、そこが本作の魅力だと感じました。
そして、とても素敵だなと思ったのは、寿々男自身が、家族に会いたい、人間の姿で家族の前に現れたいと願わなかったことです。
見方によっては、真っ先に家族に会いに行かないなんて、死んでまでクズだな、というものもあるかと思います。でも、私は、寿々男が生前、伝えたい時に惜しみなく愛を伝えてきたからだと思っています。
世間体としては、ダメダメなクズ夫かもしれませんが、愛情深くストレートで、とても素敵な人だなと感じました。
世の中のお父さん、お母さん、小さなお子さん、反抗期の人、上手く反抗できない人、猫を飼いたい人、猫って楽そうでいいな〜猫になりたいな〜と思ってる人、今死んでも別にいいと思ってる人、毎日たのしく過ごしてる人、元気ない人、自分にはなにもないと思ってる人、守るものがある人、とにかくいろいろな方に届いて欲しい。
明日から少しだけ何かを変えようとか、態度を改めようとか、何かを始めようとか、もっとがんばろうとか、何かを伝えようとか、人それぞれだけど、前向きな何かを思えるような映画です。
上映館も増え、長く親しまれ愛される作品になると良いなと思います。
意外とイケます
キスマイファンの彼女に連れられて見に行きました。結果、結構楽しめました。
最初はダメダメな主人公も、猫としての少しでほんの少しずつ変わっていきます。死んだ人がよい行いをして生き返るなんて非現実的なことはないのですが、それでも自分に出来る些細なことで、日常を少しだけ変えられるほんわかした映画でした。
かけがえのない家族の物語
北山くんの在籍するKis-My-Ft2のファンとして映画を見に行きました。
北山くん演じる主人公は割と早い段階で亡くなってしまうのですが、悲観するというより遺してしまった家族に残せなかったものを残すためにもがく姿勢が胸にぐっときました。人生後悔したら成仏は難しいかと。猫は何もできないから人間にしてくれ!と裁判長に熱い思いをぶつける主人公にもまた泣けました。
北山くんは実力のある俳優です。この度は主演にキャスティングしていただきありがとうございます。彼自身にも人間臭くて熱い部分があったため、役柄が適していたと思います。
あざとさゼロなのになぜか泣ける映画
キャストに惹かれて劇場へ。
予告を見る限りではトラさんの格好に一抹の心配もあったのだが、実際見てみるとその心配などまるでなかったかのようにリアルに感じた。
猫でも人間でもない、こうもファンタジックなビジュアルなのに違和感なく物語に入り込めたのは、やりすぎず、かといって観客を置いてけぼりにせず、猫らしい動きと人間らしい心情がバランスよく表現されているからだろう。
主人公の寿々男は憎めないダメ男というままよくある設定だが、中盤まで"スズオ"ならぬ"クズ男"がよく似合うほどのクズっぷりを見せる。
表情筋の動きが伊達ではない。本当に北山くんはギャンブラーなのかと思ってしまうほどである。
そのクズさは死んで"トラさん"となった後も一向に治る気配がないのだが、あることをきっかけに本当のことに気づく。
だが、、、遅い!!遅すぎる!!!
そのあまりにも遅すぎるタイミングで気づいたことで、寿々男がどう奇跡を起こすのか…は、さすがにネタバレになるのでぜひ劇場で。
お涙頂戴ではなく、控えめに控えめにテンションを上げていき、自然な涙を誘うのがこの映画の良さだと思う。
家族の絆、大切にすべき本当のことを教えてくれる。
また、エンドロールで流れる主題歌が秀逸。
上辺だけを舐めたようなよくあるポップスではなく、そっと寄り添うような歌詞が絶妙に涙を誘う。
初主演の北山くんのリアル猫すぎる演技もさることながら、脇を固める俳優陣の演技がすごい。
多部ちゃんはとにかくかわいくて健気で、バカリズムさんはバカリズムさんである(ナニソレ)。
それから、何といっても、
要潤を無駄遣いしすぎ!!
なんであんなことやこんなことをさせといて○○させちゃうんだ!(ネタバレ防止のため伏せ字)
その無駄遣いっぷりも見届けてほしい。
強いてひとつだけ言うならば、もう少し尺を長くしてもよかったのではないかと思う。
収まりが悪いとかそういうことではないのだが、見終わった後に「あれ、結構短かった?」と驚いた。
映画らしい映画というと、波が小さく重いテーマを扱ったようなものやド派手でハチャメチャなものが目立つけれど、
こういった、家族みんながそれぞれ楽しめるポイントを抑えつつ、優しく背中を押してくれる、感動できるような映画がもっと増えてほしいなと思う。
これから観に行く皆さんはハンカチを忘れずに。
うっかり忘れてしまったので困りました。
私、あと2回は見に行きます。
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