「こじんまり感がたまに傷。復活した捜査官の孤高な戦い!!」アンロック 陰謀のコード 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
こじんまり感がたまに傷。復活した捜査官の孤高な戦い!!
【賛否両論チェック】
賛:心の傷から戦いを通して立ち直っていくヒロインの姿や、テロの脅威を身近に感じる内容、そして裏切り者が読めない緊迫感に、観ていてハラハラさせられる。アクションも意外と豊富。
否:世界規模のテロの割に、どうしてもこじんまりし過ぎている感は否めない。主人公が都合よく助かっていくのも、かなりのご都合主義。
罠にはめられたCIAのエージェントが、孤高な逃避行を繰り広げながら、テロの陰謀を防ぐために奔走するという、最近ありがちなお話ではありますが、身近に潜むバイオテロの脅威を感じさせるような展開や、
「裏切り者は誰か!?」
といった緊迫感に、思わずハラハラさせられます。
ただ、やはりどうしてもB級感といいますか、
「え、大規模テロのはずなのに・・・この人数で対応するの?」
みたいなツッコミが出てきてしまうのは、ご愛嬌でしょうか(笑)。次から次へと主人公ばかり都合よく助かっていくのも、やや興ざめしそうなところではあります。
アクションも結構ありますが、基本的にはサスペンス好きな方向けの作品かも知れません。
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