「新居浜の観光とパラレルワールド。」ふたつの昨日と僕の未来 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
新居浜の観光とパラレルワールド。
ひょっとしたら愛媛県のマチュピチュとなるのか?と思わせといて、廃坑となった鉱山マニア向けの建物が映し出されただけだったかも。新居浜マラソンのコースを考えるなら、あまり標高が高くない方がいいよと口出しもしたくなってきます。
ストーリーはオリンピックのマラソン選手になれなかった公務員の人生の岐路を描き、家族の死生観まで描くという贅沢なファンタジーでした。パラレルワールドでもうひとつの世界に迷い込んだ越智海斗は死んだハズの父と祖父に出会い、逆に祖母が死んでいた。
不可思議な点、もしかすると矛盾してるかなぁとも思えるのが、爺さん婆さんがパラレルを往き来して楽しんでるところだろうか。世界を移動したら死んでしまうというのはちょっと怖い!また、トラックの居眠り運転は7年前のことなので、彼らはパラレルだけでなく時間も7年間を行き来してることになり、その説明、伏線はおざなり。多分、チェスのキングの駒を完成させて、きれいに仕上げてるんだろうけど、生きていた世界は7年前なので・・・う~ん。
最終的に主人公たちがどちらの世界に残るのかと決めなきゃいけないのですが、その決断だけは納得しました。また、こんなご当地映画に水樹奈々の歌を使ってるとビックリしたのですが、調べたら彼女が新居浜出身なのですね♪
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