劇場公開日 2019年12月13日

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カツベン!のレビュー・感想・評価

全178件中、1~20件目を表示

5.0周防監督、あふれんばかりの映画愛

2019年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

幸せ

無声映画に活動弁士が語りを入れるというスタイルが、日本独自の文化だというのは、恥ずかしながら初めて知った。単にストーリーを説明するだけでなく、作品を一層面白くしたり、場合によっては映像をまるで違う文脈に変えてしまったりと、活動弁士の魅力と創造的な要素が作中でもしっかり描かれる。

成田凌をはじめ、永瀬正敏、高良健吾ら弁士役のキャストは、相当な期間を発声や独特の話し方の訓練にあてて準備したという。おかげで、彼らの演技はもちろん、「声」そのものの響きや調子も耳で楽しめる作品になった。

周防正行監督が本作に注いだ情熱、映画愛も尋常でない。劇中に白黒映画が10本ほど登場するが、すべて今作のためにシーンを撮影。そこに出演するのも過去の周防作品で主演した草刈民代や上白石萌音というぜいたくぶり。こだわりぬいた映像に、表現力豊かな俳優の声もあわせ、ぜひ環境の整った映画館で鑑賞してほしい娯楽大作だ。

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高森 郁哉

2.0面白い題材と、締まりのないストーリー

2024年5月11日
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鑑賞方法:VOD

まず、冒頭の20分近くある子ども時代がいらない。

たんすのやりとり、おっかけっこの際の細かなやりとりなど、随所で繰り返しが多いのもだんだん疲れてくる。

せっかく題材が面白いのに、ストーリーに締まりがなくてもったいなかった。

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カメレオン

3.5若き活動弁士の青春奮闘記

2022年11月4日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

本作の見どころは、主役の成田凌の言葉を魔法のように巧みに紡ぎ出す、個性的で魅力ある滑舌の活動写真(無声映画)弁士[カツベン]振りである。ここだけでも一見の価値のある作品である。これ程、弁士が映画に活力を与えるとは想像できなかった。

チャップリンの無声映画は観たことがあったが、弁士付きの無声映画は観たことがなかったので、無声映画における弁士の役割の大きさに驚かされた。声優、ストーリー展開をするナレータくらいだと思っていたが、本作では、無声映画の作風、良否を決めてしまうキーマンだった。観客との距離が近いので、舞台劇のように観客からの容赦ない生の評価を受けることになる。

本作の舞台は、大正時代。主人公・染谷俊太郎(成田凌)。彼は、子供の頃から活動写真の弁士に憧れ、ものまねをしていた。大人になった彼は、意に反して偽弁士として、泥棒一味に加わって生活していた。なんとか一味を抜け出した彼は、ある街の映画館に雇われる。そこには、個性的な人間達が集っていた。人気のある凄腕弁士・茂木(高良健吾)がいたので、最初は雑用係だったが、ある時、弁士をやるチャンスが訪れる・・・。

序盤、終盤は緩慢なストーリー展開だが、中盤は、面白くて見応えがある。弁士同士の競い合い、確執に、恋愛模様も加わり、ハラハラドキドキする展開もあり、それらを上手にまとめて、コミカルな味付けにしている。小気味良く物語が進んでいく。

様々な弁士が登場し、腕前を披露してくれるが、流暢な喋り方は職業柄、当然と言えるが、言葉の豊富さに圧倒される。堂々とした自信に満ちた佇まいは、完全に劇場を仕切っている。無声映画を操っている感がある。特に主人公の弁士振りには魅入ってしまう。

本作で、弁士の喋りに、声を出して一喜一憂している観客の姿は映画鑑賞の原点である。現代の映画鑑賞はマナー重視であるが、もっと観客が素直に反応した方が、より映画を楽しめるのではと感じた。

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みかずき

1.5監督は好きだが

2022年8月13日
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今作はキャラクターも多く感情移入出来ず楽しめなかった

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aaaaaaaa

3.5喜劇を現代で再現

2022年4月8日
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トーキーから抜け出したようなドタバタコメディ
全てのキャスティングが良かったです
成田さんは悪役やってもまだいい人感があり、最後は幸せになって欲しいと思わずにいられませんでした。
カツベン士、似合ってました
高良くんも怪しさ倍増で芝居が似合ってました

モノクロ映画を時折混ぜ、そこから飛び出したカラー撮影現場ではつい笑いました

竹野内豊さんの髭刑事も熱血漢ありコメディ感もあり珍しい役どころでしたが、上手くこなせたのではないでしょうか?今後にも期待です

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***

4.0キャラメル味の映画

2021年11月6日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

活動弁士とは、ユニークな題材(そもそもこんな職業があったとは知りませんでした)。
周防監督らしい、ほのぼのとしたコメディ映画で楽しかったです♪
個性的なキャラクターたちが 魅力的ですし、それを演じる豪華俳優人もサスガでした。
黒島結菜さんという女優をはじめて知ったのですが、可愛らしいですね。

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光陽

4.0良かった。楽しかった。 日本版ニューシネマパラダイス的なかんじ。

2021年8月6日
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鑑賞方法:VOD

良かった。楽しかった。
日本版ニューシネマパラダイス的なかんじ。

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つぶちょこ

4.0監督のイメージを役者がしっかり形に。

2021年7月26日
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鑑賞方法:VOD

活動弁士の役者さん達はどれだけ鍛えて撮影に臨んだのでしょうか。
それぞれがしっかり役を落とし込んだ上で、活動弁士としても成立していたように感じます。
監督がイメージしたものを、しっかりと役者さんたちが形にしてくれているのではないでしょうか。
こういう映画を見ると、話題作りとしか思えない意味不明なキャスティングをし続ける「豪華キャストによる超大作」アニメ映画って本当にどういうつもりなのかと思ってしまいます。
話を戻しまして、ストーリーや展開も非常に引き込まれるもので、楽しめました。
ど素人としては、ラストはシンプルにハッピーエンドにならないものかなと思ってしまいますが…

あとは山岡さんの役回りがちょっとわからなかったかなと…
活動写真そのものへのリスペクトがあって、弁士の必要性に疑問を感じ、弁士が主役であるかのように振る舞う他の弁士に嫌悪感を持ち、挙句勝手に笑い物に仕立てる國定に対しては、実力は認めていても、そのやり方には疑問を持っていたはず。
それが最後のつぎはぎ公演を推す立場になるということは、写真へのリスペクトではなく、単純に弁士の存在意義を求めていただけなのか…?

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しおまる

4.0カツベンどこで見られるかな?

2021年6月16日
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笑える

楽しい

幸せ

民生さんのファンなんですけどね、あっ監督の奥さんの民代さんじゃなくて歌を唄う奥田さんですよ
基本的には「追いかけない」「捜さない」「気にしない」ってな感じなのでいつも突然彼と出会うのです
テレビやラジオ、動画配信とかこのように映画とかね
この作品を見終わり、あ〜面白かったな〜
この時代の映画はカツベンの先生が花形だったなんて知らんかったな〜
チャップリンが好きでNHKで小劇場をよく見てましたけどカツベンのことなんかなーんも気にせんと見てたわ〜もったいなかったな〜
などと思いつつエンドロールを眺めてたら
あれっ? この声この歌い方⁉︎ 民生さんではありませんか
なになに「カツベン節」だって〜 あら、民生さんが作った曲じゃないのね、でも作りそうですな〜
ありがとうございました
最後まで楽しませてもらいました
でわでわ

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カルヴェロ

4.0痛快活劇!

2021年6月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

成田凌演じるニセ弁士と黒島結衣演じる活劇女優の恋を軸にしながら、豪華俳優陣を脇に繰り広げられるドタバタ喜劇。特に、作り込まれたセットを存分に使った終盤のスラップスティックなシーンに笑いつつもジーンとくるラストへともっていく周防監督の腕前をたっぷり味わえる。〇めこ演じる〇まんこにも笑ってしまった(笑)!

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オっくん

4.0懐かしく感じました

2021年6月6日
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鑑賞方法:映画館

生まれる前の話なのに懐かしく楽しい映画でした。活動写真から映画に変わる変革期かな?無声映像が活弁師によってストーリーがつくられて良くも悪くもなる。(映像と声と音楽が独立)今の映画とは全く違う娯楽ですね。(映像と声と音楽が一体)コミカルでとても面白かったです。エンディングのカツベンの歌が耳から離れません。もう一度みたい。

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酒飲む野郎

3.5面白かった。「ん?」とはなるんだけど、うまい役者さんたちが適材適所...

2021年3月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

面白かった。「ん?」とはなるんだけど、うまい役者さんたちが適材適所に配置され、その演技を見られるだけでまぁいいかーと思わせる安定感があった。

竹野内豊が珍しい役どころだった、すごく良かったー!
あと高良健吾が相当カッコいい…

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さな

5.0名脇役の演奏3人組がイイ!

2021年3月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

徳井優、田口浩正、正名僕蔵の名脇役3人組の息のあったオトボケ演技が堪能できて幸せな作品。

カツベンって、文学的な表現が前面に出ていて、映画では味わえない独特な味があってとっても好き。「切った張ったの大乱闘」みたいな表現は、普通には使わないけど、語呂が良いというか、ラップの韻踏みのような心地よさがあって、とても良い。

にしても、成田凌の演技が素晴らしかった!

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サケビオース

2.0平成ノブシコブシの吉村。

2021年2月7日
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物語量、テンポ、配役チグハグさから、周防正行のこれを撮る動機の弱さを感じさせられ引いた。
それっぽいが活動弁士の職業的芸術的魅力と正面から向き合った脚本と思えぬ。
成田凌は健闘したが、この役は平成ノブシコブシの吉村の方が向く。
全然面白くなかった。

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きねまっきい

3.0印象に残ったのは黒島結菜の美しさだけだった。。。

2020年12月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

印象に残ったのは黒島結菜の美しさだけだった。。。

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tuna

4.0活動弁士

2020年12月14日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

萌える

ストーリーは大正4年から始まる。
私達の大好きな映画がまだ「活動写真」と呼ばれ、無声映画だったころ。
大衆の娯楽だった活動写真は、映像だけではなく、その映像に合わせてセリフやナレーションや物語の説明をしていく"活動弁士"という人達がいて観客を楽しませていた。

今の世にも、言葉を生業にする職業がたくさんある。
パッと思いつくところでアナウンサー、ラジオDJ、漫才師などなど。どの職業も、やはりセンスがある人が魅力的で、話の内容も面白い。

この活弁という仕事も、センスがモノを言う。

成田凌くん演じる國定。
人の物真似だけかと思いきや、自身のセンスが良いおかげであっという間に人気者。國定以外の活弁も、それはそれは皆さん魅力的でしたね。相当練習を積んだようですが、なかなか、あの喋りを現代人にやれといっても簡単にできるとは思えません。高良健吾さんの茂木のちょっと調子に乗った曲者活弁も、永瀬正敏さんの山岡も、それぞれに味のある熱演ぶりでした。

成田凌くん、痩せてておしゃれで、優男〜って思ってたけど、本作品で印象が変わりました。とっても骨太‼️この役はどうやって決まったのか❓オーディション?なになに?
きっとこの役やりたかったー!!って俳優さん他にもたくさんいそう。

周防監督の作品はまだあまり見たことが無いのですが、この作品を見る限り、映画が好きでたまらないのが伝わります。それから、キャストの選び方も好きです。
竹野内くんが舌を巻きながら喋る刑事なんて最高でした。その他、脇を固める俳優陣の素晴らしいこと。
キャストもストーリーもテンポもとても良かったですね。

大正時代の日本という島国に、日本独自のエンタメを楽しむ手法があったということに驚き、そして嬉しく思います。またいつか、生でカツベンを見てみたいと願ってしまいます。

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M hobby

4.0カツベン!だけにあらず。

2020年12月13日
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一言「周防監督らしいコメディだなあ」

カツベン=活動弁護士。
無声映画の話ってどうよ?と思い、半信半疑で見始めました。

◎よかった点◎
・写真(以下映画と同じ意味)が大好きだった少年が、その夢を叶えていく所。
ただその道がグネグネ曲がっている様子や、関わる人間模様が愉快。
潜り込んだ劇場での、カツベン仲間との競い合いもなるほど。
個人的には、高良健吾さんの「いやーな奴」役がgood。

・カツベンといっても、今で言うナレーションが多めの映画・公開アフレコ風。
女性の声を男性が演じたり。こう言う活動だったんだなあと改めて認識。

・映画の中に映画がある設定。どれも知らない古い映画だなあ、と気に留めてなかったけど。
エンドロールの出演者名で「あれ、この人どこに出てた?」って人が何人もいて。
後から古い映画を今の役者さんで撮り直して、作品中で使っているとわかり。
凝ってるわー(草刈民代さんだけは、観ながらわかりました)。

・終わり方も「そうくるか!」の意外性があって👍。

△いまいちな点△
・なし。

こちらもざっくり観れて楽しい、ポップコーン映画でした(食べてないけど)。

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「いい写真が客を呼ぶんじゃない、俺の説明に客がつくんだ」

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ゆき@おうちの中の人

1.0グダグダだった

2020年11月21日
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活動弁士のことが知れたのは、興味深かった。ストーリーはグダグダ。後半は特にグダグダ。

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ざおとん