「清々しいほどに中二病。」パティ・ケイク$ DEPO LABOさんの映画レビュー(感想・評価)
清々しいほどに中二病。
・清々しいほどに厨二病な映像表現と、主人公と、周りの奴ら。
・そんな主人公がオトナと化すラストステージの装いエロし。
・ナナおばあちゃんがまじMVP、MMMVP。
・自分の周りの町や家族やゴロツキたちを否定するためのラップから、自分の人生と生活のすべてをマッシュアップさせた唯一無二な音楽に昇華していくさまが素晴らしい。
・自分に足りていないものばかり目が行っていた視点から、自分は何を財産として持っているかという視点に切り替わっている。
・その自分の財産を最後に「リミックス」させる必要があったから、ラップというジャンルはこの映画には必要だったんだなぁ
・「あたい、スターになれると思ったんよ(泣)」「いやいや、あんたはあたいのスーパースターやで」という孫とおばあちゃんのやりとりが転換点になってる。こういうのとても泣けるよ。
・終始生ぬるくなく、とめどないアウェイ感が主人公を襲う感じが素晴らしい
・家族って仲良しなだけじゃなく、険悪なだけじゃないという感じが非常にリアル。
・一番の鬼門だった母をマッシュアップするさまが素晴らしすぎる。泣けるッッッッ。
・この映画好きだった人は、「ハッスル&フロウ」観てもブチアガれるはず
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