武蔵 むさしのレビュー・感想・評価
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意外な展開、驚きの武蔵
武蔵と小次郎の対戦モノとはいえ、フィクションであることが最初からわかってはいるからさぁ何でも来い!といった構えで見ていたら。あらあらあら…
武蔵ネタの映画はとにかくチャンバラが無ければ話にならないわけだけれど、ここの武蔵はあくまでも「剣道家」人を「斬る」ことに堪らなく虚しさを覚えて山籠りまでしてしまう。
一方の小次郎はマツケンで、あまりにも年上の設定に驚くだけではなく、彼の台詞でも「民を守りたい」などという思わぬ展開。
だから、というわけなのか武蔵は漁船の櫂を削って作った特大の木刀を使い、小次郎の燕返しを峰打ちにして凌ぎ「斬らずに」勝負を決めた!…と思ったのに…
なんとも言えない虚しい展開になってしまった訳ですね。
全体が彩度を落とした白黒に近いトーンで撮影されており、雰囲気としてはとてもいいのだけれど、ロケがほとんど茨城県。巌流島も大洗海岸、ということであまり背景探しを面白がれなかったのが残念!
クソつまらない
撮って公開した事は凄いと思う。
だけど…なんだこれ?
自主映画でももうちょいとマシなものを上げてくるんじゃないかと思う。
カツラ被って、衣装着て、刀振れば時代劇とでも思ってんだろうか?
外堀が全くもって頼りない。
予算がなかったんだろう事は絵を見りゃ分かる。だとすればやり方もあるだろう…。
高望みが過ぎた出来だった。
脚本がダメ
編集もダメ
照明も、音声もダメ
照明をいじった事もない奴があててるとしか思えない。バカにしてんのか?
やりたいって監督の気持ちは分かるのだが…1800円の値打ちは皆無だ。
残念ながら。
いくつか武蔵は見たものの、こんなにつまらない武蔵は初めてだった。
説明台詞が多すぎるし、その説明台詞が無駄な説明でもあった。
カットの余白が多すぎ、シーンも無駄が多すぎ。ブツ切れで流れてかないし、時間稼ぎでもしたかったのかと思う。
「月、星…二天」って何??
どんだけの付け足し感だよっ!w
なんて安直で安価な奥義開眼…まぁ、言ったもん勝ちだし開祖だし、こんなもんでも不思議はないが、武蔵のブランド感は地に落ちた。
あー、つまらない。
くだらない。
溜息と舌打ちに費やした2時間だった。
だいたいからして、やりきれなかった部分の埋め合わせで「新しい武蔵像」なんて文言を使ってるのかと疑ってしまう。
作品冒頭に「史実に沿ったオリジナルストーリー」とのテロップが入る。
こっからして怪しさ満載だ。
別にこの作品の専売特許じゃないし、言い訳にしか聞こえんわ。
史実に基づいた武蔵と小次郎
史実に基づいて、ドラマチックに仕上げられた時代劇。もう、観てるうちに段々緊張してしまい、なんか知らないうちに拳に力入ってました。
武蔵がどのように育てられ、何故に強くなっていったのかが分かりました。そして人を斬りたくて刀を振り回したのではなく、防衛本能から斬ってしまった‥その結果の死体の山を見て、発狂に近い状態に陥った苦悩もとても上手く表現されていたと思います。
一方、小次郎はお上の思惑に躍らされ、人生を追い詰められてしまった。多くを語らず、目で物云う…日本男児の真髄みたいなんが感じられました。
素敵な映画なのに、上映映画館が少なく、早々に打切られてしまうのが残念。
誰が主役かわからない
悪くない作品だったが、良くもなかった印象。予算の関係で、ここまで止まりなのかな?とも思うし。
主役の二人のセリフが、めちゃ少ない。
なんか目黒祐樹ばっかり喋ってた印象(笑)。
鎖がまの刺客が出てくるシーンが唐突過ぎて、そこからちょっとシラケてしまって残念だった。
ラストもなんか尻切れトンボみたいだったし……。
ひたすらリアリティを追求してたのかな?
昔の時代劇のような、大仰なドラマティックさが無い分、今風と言えば言えるけど……。
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