「当たり前にならなかった人」こはく Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
当たり前にならなかった人
5歳の頃に両親が離婚して依頼30年間父親と会っていない主人公が、兄が父親を見かけたと述べたことを切っ掛けに兄と二人で父親を捜す話。
父親の営んでいたガラス工房を継いだ次男の主人公と、無職実家暮らしで虚言癖のある兄。
離婚歴があり自身も離婚以来二人の息子達とは会っておらず、再婚した嫁との間に新たに子供が出来たというところから話が展開していく。
どこまで本当かどこまで本気かわからない兄貴に振り回されながら二人で父親を捜すけれど、何故父親に会いたいのか。
それまでもそういう思いはあったのか?
自分も若干の違いはあるものの育ったのは似た様な境遇なのにこれっぽっちも理解出来ない。
自分がドライ過ぎるのか?個人差とかはあるんだろうけど。
主人公の場合は自身も離婚と再婚や子供のこともあるから又違うのか?
雰囲気は良かったけど、その辺の感情や動機がもうちょい描かれていたらハマったかも知れないけれど、それが殆どないから良くわからず、ふ~んという感じしかなかった。
そういう意味では怪しげな店での「いたとして…」がビンゴかな。
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