ザ・アウトローのレビュー・感想・評価
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計画は綿密に
主人公のニックの描写以上に、強盗集団・メリーメンのち密な計画・行動がしっかり描かれているので。 いきなり銃撃戦ではなく、スマートに仕事をするメリーメンの方に、ちょっと視線が向きました。 ニックに襲撃する銀行・日にちを、女性を使って教える。そして本当に襲撃するって、どうよ?どんだけ自信があるの?。と思ったら。 メリーメン、一筋縄ではいきませんね。 その次に襲撃した銀行のシーンは、ハラハラドキドキ。 気持ちはメリーメンが無事仕事を終えてほしいって祈ってました。 「逮捕される気はない」「手錠持ってないぞ」。ニックとメリーメン、たまたま真逆な位置にいただけな二人の関係。ちょっとだけ通じるものがあったのかな。 ラスト、ニックの「?!」と気付く所は。話の主役はどっちだったのかを表してました。 後半はドキドキハラハラ、面白かったんですが。前半ニックの私生活シーン。あんまり要らなかったんでは?。そうすれば「クライムサスペンス」濃度が、高かったかも。
スタイリッシュ強めの硬派
主人公はスマートな悪な印象で、悪役も芯が通っている悪党だし、正義も悪も法を守りながら駆け引きするし、オチもその終り方もスタイリッシュ。登場人物全員、スタイリッシュな映画。…という印象。 銃撃戦は、緊張感・シチュエーション見応えあり。
ヒートかと思ったら…
強盗映画が好きでよく観るのですが、家庭生活がめちゃくちゃな保安官とプロフェッショナルだけど虚無な悪役という構図はいかにも「ヒート」です。悪役の相方は家族と仲良いのもヒートっぽい。
未だだれも襲撃してないところに行くのは「ザ・タウン」「ベイビードライバー」みたいな印象も受けますし、立てこもり事件が別の場所に行くための手段でしかも目的地から非暴力で帰ってくるというのは「インサイドマン」っぽい。
その上オチは「ユージュアルサスペクツ」と、盛りだくさんな内容です。オチのヒントはゴミ収集車の運転手が変わっていること。
盛りだくさんな分話が散漫な印象を受けましたが、甲というより乙な、マニア向けの作品と感じました。
眠い
とてもつまらなかった。 熱さを全く感じる事が出来ず、 各々の家族や背負ってるモノを軽く見せてはくれるが、だから何?と言う程度で、 それを見せられても感情移入出来ず、 全体的に淡々と起伏なく終わって行った。 銃撃戦も凄まじい派手な演出を期待してたので ガッカリ。 一番怖かったのは彼女を誘いに来たら50セントが 親父として出て来て「二人で話そう」 と言われたところ。あのシーンが一番ゾッとした。
骨太クライムサスペンス
鮮やかな手口で有名な強盗団が空の現金輸送車を襲撃した。保安官のニックはその行動に違和感を覚え…。 無抵抗の人間を攻撃しない悪党と悪党には拷問すら辞さない荒くれ保安官の攻防を描いた作品。終盤の手に汗握る銃撃戦が見所の骨太で長い尺ですが充分に楽しめました。
バカ野郎たちの宴
アメリカでの犯罪の凶悪さは凄いと思うが、あそこまで行くと戦争のようだ。 保安官の権限がどの程度なのか詳しく分からないがニックが家族を犠牲に犯罪者を捕らえようとし、レイは悠然と犯行を行う。 違法捜査を行う保安官VS元特殊部隊の悪党と言う図式で、犯罪者集団の用意周到さには呆れるほど。 だがニック、レイ共に賢さのようなものが見受けない。 何事も強引にやっている感しか見受けない。 ニックは妻と子どもに出ていかれ、早々に離婚届にサインさせられるし、子どもとの関係はともかく、妻とは致命的な決裂をしており、あの精神状態では保安官の仕事をまともにできるはずもない。 レイはボスらしい態度だが、計画外の事態への対応は下手でワルらしい強かさに欠けている。 ラストのどんでん返しも納得だ。
一筋縄では千切れてしまう
シリアスでヘビーで、だけどテンポも良い。 しかも脚本も良く出来ていて、憎たらしいほどだ。 手の抜いた演技もなく、甘い演出もない。 もっと評価されても良いアクション映画だと思う。
2つの視点を楽しめる。一風変わったクライム・サスペンス!!
【賛否両論チェック】 賛:追う刑事と狙う強盗団。2つの視点から楽しむことが出来る、重厚なストーリーが印象的。意外性のあるラストも、サスペンス好きには嬉しい。 否:展開がかなり複雑なので、観ていてかなり頭を使いそう。よく分からないと痛快さが感じられない。 片や、治安を守るために悪には容赦ない重犯罪特捜班のニック。そして片や、名うての強盗団のメリーメン。1つの映画として二者の視点を楽しむことが出来るのは、それだけで重厚さを感じさせる内容です。やがてそれぞれがそれぞれの大義の下に、その運命を交錯させていく様は、観ていて思わずハラハラさせられてしまいます。 ただ難点としては、メリーメンの計画がかなり複雑なのに、観ている側にはほとんど説明してくれないこと。なので、 「えっと・・・ここがこうなって、結局・・・こういうこと?」 と、勝手に頭の中で考えるしかないので、あまり痛快感がないかも知れません。 とは言うものの、クライマックスの銃撃戦からの驚きのラストは圧巻です。最後に笑うのは果たして誰なのか。サスペンス好きは必見の作品といえそうです。
男と銃撃とバー
この映画の見どころは大きく分けて3つ ①画面に釘付けになる圧巻の銃撃戦 ②ヒリヒリするような男たちの心理戦 ③丁重な伏線のフリと回収 まず銃撃戦ですが、回数としては多くないにも関わらず見せ方がとても上手いため引き込まれるし、印象に残ります。 銃を撃った時の音がすさまじく、まるで戦場に放り込まれたかのごとき緊張感を味わえると共に、刑事チームと強盗チームの陣形を組みながら行う銃撃戦が美しくてグッときますね。 この映画は全体的に映像の見せ方がとても上手に感じます。 強盗チームが銀行強盗の計画を練るシーンでも、銀行内部の構造をワクワクするような切り口で説明する描写などケイパー物の醍醐味をきっちり押さえてくれています。 両チームの雄同士が牽制し合う、男臭さ全開の心理戦シーンも本作の見どころの一つ。 やたらとお互いのボスが接触して威嚇し合うシーンが多く、手に汗握るマウント合戦が堪能できます。 映画の終盤にある種明かしがあるのですが、集中して見ていれば見破れるかもしれません。ちゃんと伏線がはってあり丁重に回収してくれるので、ふとしたシーンや登場人物などを頭に止めておくといいかもしれないです。 他の方も名前を挙げていましたが「ヒート」が好きな人や、骨太なクライムサスペンスを好む方にはかなり満足できる出来になっていると思いますよ!
ジェラルド・バトラー演じるニックの荒くれ者感大好き!
ジェラルド・バトラー 観たさに鑑賞。 最近銃撃戦が多い映画よく観てる気がしますが…これも銃撃戦が凄かったです! 特捜班VS強盗団。 いったいどっちが相手を出し抜けるのか、誰が一番上手なのか、最後までハラハラしました。 続編あるらしいと聞きましたが大歓迎です!
『ヒート』がウィスキーなら、これはビール
警察対強盗という極めてシンプルなプロットを重厚な物語に仕上げた『ヒート』は男が惚れてしまうような男の美学を描き、まるで上質なウィスキーを飲んでいるかのような味わい深い傑作だった。 この作品にインスパイアされたであろう本作は物語のプロットも登場人物たちの性格や家庭環境、そして音楽さえも似せてきた。途中でこれでは単なる真似事映画にしかならないのでは?と危惧したが、後半で意外な巻き返しを図ってくる。ネタバレになるので深くは触れないが、スパイ映画のようなスリルをねじ込むことで作品に軽妙さを生み出してくるのだ。 言うまでもなく後半の銃撃戦は最大の見せ場。迫力あるガンアクションもさることながら、発砲が始まる前に周囲の一般人が静かに逃げ出すリアリティある演出や渋滞中の道路での双方の距離感を感じさせる巧みなカメラワークに思わず身を乗り出して見てしまった。 ただ、最後のオチは正直不要かなと思ったし、『ヒート』の重厚さを期待する人には少し期待外れに感じるかもしれない。とは言え、近年数が減っている正統派アクション映画の系統であるので、この手の作品が好きな人は押さえておいて損はない。ビールを飲むくらいのライトな感じで男臭いアクション映画を楽しみたいという人には是非オススメしたい。
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