劇場公開日 2018年10月13日

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「全盲少女vs透明人間」エンジェル、見えない恋人 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5全盲少女vs透明人間

2019年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 母ルーズだけは息子エンジェルの姿が見えるのだが、他の人には一切見えない存在。そして、恋する女の子は全盲なのだ。突飛な設定ではあるが、臭覚、聴覚が研ぎ澄まされた少女マドレーヌにとっては見えなくても同じ。街から離れた別荘地であったことも幸いし、仲良く遊ぶところはファンタジーであるとしか言えないのです。

 このまま生活するとすれば二人三脚ならぬ二人羽織で何とかやっていける。しかし、マドレーヌが手術を受けることとなり、目が見えるようになったのだ。「ハンサムだと思っていたのに、こんなにも不細工だったなんて・・・」とは絶対にならないのがうれしい(何言ってるかわかりません)。そして目を閉じればまた少年時代と同じように過ごせるはず!キスしたりセックスしたりと、そのシーンも官能的ではなく幻想的。肌の動きで、ここ触ってるんだなぁ~とか、想像するもよし。美しさだけを堪能するもよしである。

 ずっと気になってたのは、エンジェルの着衣(ずっと裸?)。昔からある包帯巻いたり、スーツを着たりと、そんなシーンは一切なし。食事のときは、食べ物が食道から胃へと移動して、やがて排泄物になるまで観察できるという、貴重な“生きた人体模型”となるはずです・・・。などとバカなこと考えてたら、ファンタジーファンに怒られそうです。まぁ『インビジブル』のようにならなくてよかったよかった。

kossy
bloodtrailさんのコメント
2019年11月26日

kossyさんへ
やっぱりベルギーって「愛すべき変態の国」ですよねw
同時期に公開された「バーバラと心の巨人」と同系列を予想してたので、とにかくたじろぎました。最初から、そう言う映画だと判っていればw
ただラスト5分、というか10分だけなら5☆であることは間違いないです。最後は無茶苦茶好きです!

bloodtrail