「The one you feed. スピンオフ・ホラー・・・だけど何も怖くない」ニュー・ミュータント アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
The one you feed. スピンオフ・ホラー・・・だけど何も怖くない
ディズニーの20世紀FOX買収劇からのコロナ禍で4回も劇場公開が延期となり、更に日本では劇場公開無しの配信スルーになってしまった本作。うーん、傑作かどうかと言えばそこまではないにせよ、x-men ファンとしてはやっぱり映画館で観たかったかなっと思います。でも、アメリカではコロナ禍で強引に公開したけど制作費を回収できないぐらいに大爆死だったっぽいんですよね~。何だか色々と不運です。
で、作品自体はホラーと言ってる割には全然怖くないんです。むしろ青春ムービーといった感じでしょうか?各キャラクターの抱えるトラウマの重さが半端ない💦同性愛が入ってきているのが今時っぽいのかなっと思ったのですが(原作でもダニとレインは親友・・・でも、同性愛者にされるとちょっと違う気も・・・)、まぁ良く考えればx-men は常にマイノリティを描いた物語ですしね。こちらが正しい姿勢なのかもしれません。
本作の見所はキャストでしょう。金髪で前髪パッツンのアニャ・テイラー=ジョイ。見た目からマジック/イリアナ・ラスプーチンに入りました。ヴィジュアルの再現度は高いです!原作ではマジックってメチャメチャ複雑な経歴なのですが(因みに他のx-menやデットプールに出てる銀色の力持ちコロッサスの妹!)、あんなにツンデレキャラだったかな?ソウルソードは純粋にカッコ良かったです。原作ではデーモン・ベアを真っ二つ‼️
その他海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のメイジー・ウィリアムズ、「ストレンジャー・シングス」のチャーリー・ヒートンと子役の頃から見ている子供達の映画進出は嬉しく思います。今後も頑張って欲しいものです。
尚、本作品の原作となっている「ニューミュータンツ:デーモン・ベア」は邦訳もされています。80年代でけっこう古い作品ですが、奇才と言われるビル・シンケビッチのアートが本当に素晴らしい✨コミックというよりアートと呼ぶ方がしっくりくる作品です。
さてさて、ディズニーに買収されて本格的に終了を迎えた20世紀FOX版x-men。でも、せっかくならこのままのキャストでMCUに合流してほしい‼️アニャ・テイラー=ジョイのマジックとか一作で終わらせるのはもったいないって‼️サイクとかすっ飛ばしてニューミュータンツから合流させよう。x-men のMCU への合流はまだまだ未確定ですけど、早めの参加を期待しています✨