劇場公開日 2018年8月1日

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「浜辺美波天才でしょ」センセイ君主 まつこさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0浜辺美波天才でしょ

2018年8月7日
iPhoneアプリから投稿

あの、どん引きをされると思いますが本当に本当にこの漫画の原作が好きで、こんなに好きになれる少女漫画の主人公なかなかいなくて、映画はメインキャラのキャスティングがとても良くて…予告編は1日3回朝昼晩食後に毎回必ず見ていた、ってぐらい本当に本当に楽しみにしてたんです!!!
で、当日!結果最高でしたよ!!!笑
浜辺美波…ちゃん!あの主人公を全力で形態模写して生き写しレベルで似せ、尚且つ自分の魅力もきちんと魅せて、で、可愛い…。暗い役とか闇をかかえた役とかって誰が演じても多少演技が上手く見えるけども、ハイテンションなキャラクターを演技で上手い具合に出来る人ってほんまもんだなと思ってて…「帝一の國」の菅田君のよーな!「海月姫」の能年玲奈のよーな!浜辺美波なら海月姫の月海役も尼〜ずの役も違和感なく出来る、そのぐらい良かった。。
映画は後半からオリジナルストーリーになって、それはそれで上手くまとまってて良かった。しかし前半はオープニングや主人公がどんなキャラなのか1発で分かる数分間の冒頭エピソードとか、先生とのひとつひとつのエピソードが笑えて、萌えて、きゅんきゅんできて、とても、とてつもなく良かったよ…。普通の少女漫画や少女漫画原作の実写と違うのは、大抵主人公がなんかとりあえず頑張って「可愛い〜健気〜頑張れ〜」て見た人が思うのが過半数だけど、センセイ君主の主人公さまるんは、これぞ本当の恋するリアルな乙女であり、痛いなーと思うとことか男子に対する「でへへ」な中二的感情や数年後に思い返すと黒歴史決定な出来事を共感度120%に見事に体現してるよ、凄いよ…。どうして恋してる時って無駄にネガティヴか無駄にポジティブで、妄想が爆走するのだろうか。さまるんは「勝手にふるえてろ」のヨシカに通ずるところもあるし、そしてとどのつまり私自身を投影してしまうところもしばしば…汗。
原作はやたら変顔とギャグで埋め尽くされてるんだけど、それも忠実に再現。特に変顔と変な声!前半の9割、浜辺美波は変顔と変な喋り方しかしてなかった…もはや普通の清純派スタートの若手女優なら事務所NGでも出るんじゃないかレベルの…。しかも大抵滑るはずなのに何故か滑らない!完璧なやり切り系女子よ…っ!!川栄李奈も元々の演技力が功を奏して、さまるんの次に難易度の高いアオちんを見事やってのけるという素晴らしき親友役!!
2人ともクソ美少女なのに…凄いよ…美少女感かき消して(可愛いのは可愛い)親御さん良い意味で泣いてると思うよ…。
竹内くんも原作の弘光先生まんまだったな。てかもう彼は身長が罪だ。私は昨年の「帝一の國」→「ひよっこ」→「過保護のカホコ」を経て高身長男子がいきなり好きになってしまった。(私というより全国民女子)。高身長罪!両親に感謝しまくったほがいい。(こないだNetflixで「青空エール」見たけど超カッコ良かった、笑えるほどにな!)とはいえ竹内涼真自体というより、やっぱなんかの役やってる竹内涼真が好き。(あっそ…)
♦︎
最近の先生との恋愛系少女漫画実写には変わってしまった点があって…。
実写版は、両想いになった生徒が卒業してからようやくその生徒と付き合うんだよね。在学中は付き合わない。漫画や映画の世界の話なのに、無駄にそこ時代を考慮したりしなくていいんじゃないかな…。
センセイ君主原作も先生と付き合いだしてからがまた他の先生との恋モノと違った面白展開があるのにー!!笑
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皆さんどんどん大人になって高校生女子の話なんて読まなくなりますよね( ;∀;)私は幾つになろうが、幼稚園児でも老人でも動物でもロボットでも、恋物語は入り込んでみていきますんで!!(なんの宣言)
とりあえずセンセイ君主は再度観に行こうと思います…。

まつこ