「劇場が静まり返る愉しさ」クワイエット・プレイス バッハ。さんの映画レビュー(感想・評価)
劇場が静まり返る愉しさ
音をたてたら死ぬ。登場人物たちが必死の思いで静かにしているものだから、客席側もかなりの緊張を強いられる。ガサガサ音がする袋菓子なんて買おうものなら大顰蹙であり、体験型アトラクションみたいな感覚をスクリーンを超えて共有できるのが楽しい。
ショック要素を音に頼りすぎないかという部分は否定できないし、多少展開は強引だが、緊張感を楽しみ、エモーショナルな展開に心揺さぶられ、ラストのノリはサイコーだと思ったので、完全にこの映画の術中に落ちたのだと思う。おみごと。
ネットでやたらとうるさい客と一緒になった悲しいレポートも散見されるので、ある程度の運が必要ではありますが。
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