「彼は確かにそこにいた」彼が愛したケーキ職人 しげぴいさんの映画レビュー(感想・評価)
彼は確かにそこにいた
愛する人が唐突に亡くなる
その温もりを二度と
感じられなくなる衝撃は
トーマスを見知らぬ土地へと。
彼の影を追うように
エルサレムを彷徨うトーマスは
エトランゼの孤独をも抱え
寄る辺なく悲しく切ない。
彼の通っていたプールで
彼の遺した競パンを見つけ…
でもそれを履いても
彼の体温はそこにはないのだ。
想いは募る
彼の足跡を追えば追うほど
想いは募る
彼の母親の慈しみ深い眼差しが
おいらの心にも
とても暖かい何かを残してくれた。
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