「住む世界が違う」夏、19歳の肖像 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
住む世界が違う
ひと夏の恋・・・島田荘司作品はいくつか読んだことがあるけど、本格推理として凄かったのは「占星術殺人事件」だった。考えつかないトリックというか現実には無理だけど、えげつなさ、おぞましさ満載で猟奇的ホラー映画好きの方なら楽しめるかも。御手洗と書いて「おてあらい」じゃなく「みたらい」と読むこともこの書で知った(汗)
そんなこんなで『裏窓』風展開かと思いきや、19歳大学生の恋物語へと発展する意外性。シア(夏)・インインというヒロインが魅力的だったため見入ってしまった。パーフェクト!ではなく、脇の下が脱毛に失敗したのか、かなり黒ずんでいたこと以外は完璧。そんな魅力的な年上の女性とはひと夏の恋で充分!欲張るな、青年!
原作は1986年の作品だというから、当然スマホは存在しない。突然SNSに登録されてしまった小白とは誰なんだ?どうして殺人事件を目撃したのを知っているんだ?と謎は深まるばかりで、犯人よりも小白の正体に比重がかかる。それに原作ではスマホじゃなく、何を使ってたんだ?などなど。
とにかく、いくら美人であっても殺人犯を好きになっちゃいけない。
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