レプリカズのレビュー・感想・評価
全114件中、21~40件目を表示
人間とは?というテーマに一つの解
人間は脳のデータさえあれば人間といえるのか?という長年のSFの命題に、一つの解を提示した話だとは思う。
複製した自分の肉体にダウンロードすれば精神の拒否反応は示さないという至極当たり前の帰結ではあるが、生身(自分)以外のボディに固執していた過去作品も多いので、「永遠の命」というテーマへの定番の選択肢にはなりえる。
しかし中盤、科学者の倫理観の葛藤サスペンスから、悪の組織vs科学者というアクションに転じ、その逃亡劇も単純であっさり。
妙に理解力のある奥さんにはイライラしないものの、ご都合主義展開になんだか拍子抜け。
『チャッピー』『アバター』などの主人公は自分の肉体から別の器に意識をインポートしたわけだが、今回は完全な自分の自我が二体に。その二体は脳がリンクしているわけではないのでその時点で他人といえるわけだが、その辺りの見せ場が少ないのでもっと掘り下げてほしかった気もする。
肉体を複製した家族たちが社会的に不在だった時間の描き方など、少し杜撰な点もチラホラ。
パニクリすぎ
キアヌがパニクりすぎで、無茶苦茶やってましたね。
同僚のエドが「全ての問題を俺に押し付けるなよ」と
言ってましたが、その通り!
クローンポットが足らず、1人を犠牲にするなら、
4人犠牲の選択の方が普通でしょうか?
結果オーライでしたが・・・
いざその立場になったら甦らせたいだろうなあ・・・
クローンに記憶を植え付けてももう本人じゃないのはわかってるのですが、やっぱり形として目の前にいてほしいですよね、人柄も全く変わってないなら甦らせてよかったと思えますが、それでも虚しい気持ちになっちゃうのかな・・・(涙) オープニングの海の上をヘリコプターが飛んでくるシーンや、クローンが完成した時のアリス・イヴの裸がよかったです(笑)
しっかりコケる
この反モラルな解釈は意図的なんだろうな。。
そうでも思わなければ到底観れた代物ではない。
命や精神をもっとも弄び軽んじているのは誰かと言えば、主人公で間違いない。あのオーナー?が悪玉のような立ち位置ではあるが、作中の悲劇のすべては主人公自らが引き起こしている。オーナーの主張は実はまともだったりする。資産の勝手な持ち出しだし、家族が死んだのは事実。悲惨なのは、あの同僚。とばっちりで死んでそのまま?それこそ復活させてやれよ笑
まあ、娘の記憶を消すって描写の時点でまともな展開は期待できないとは思ったが、それにしてもひどかった。ジョンウィックで復調気味のキアヌなんだけど、しっかりコケるあたりらしいっちゃらしい。そういう楽しみ方でなんとか。
自分の体のレプリカに自分の今までの意識のコピーを移したところで、それは自分にとっては赤の他人
でも、自分とそうでない人の区別なんて意識があるからわかるだけで、もし夜寝てる間に気付かずに死んで、意識のコピーを受け継いだレプリカが朝目覚めたら、寝て起きたと思ってそのまま続きの人生を普通に生きるんだろうな。
自分とそうでない人の違いってなんだろ?と考えてしまう映画。
中盤からがぜん面白いスカッと映画
人間の意識をロボットに移す研究をするウィリアム(キアヌ・リーヴス)。成功まであと1歩のところで妻と子供3人が事故で死んでしまう。そして家族を失いたくないウィリアムはその家族を実験台に。。。
設定が未来ではなく現代なのだが、クローンを簡単に作り、記憶の1部分だけをなくしたり記憶の操作までやってのけたりして、設定が雑すぎる!!とんだB級映画じゃないかと思っていた。
が、中盤以降面白くなった。
急な事故のためクローンが3体分しか作れず、誰を作らないかの命の選択の辛いシーン。
成功するかどうかわからないのに、本当の死体を始末してしまってクローンが出来上がるまでの間、生きているように偽装して、全てが行き当たりばったりの焦燥感。
クローンを作ると言う法律違反を犯した研究者を抹殺するため追ってが来るが、はっと驚く方法で負け組から勝ち組に逆転する。
雑な設定もまぁいいかとなるストーリーでした。
妻役を演じる女優さんが無表情なのが気になったのだが、それもクローンもしかして失敗しちゃってる?とドキドキさせる効果になっているのかもとポジティブな意見にさえ思えてくる。
何か
分からないが、非常に惜しい感じがする。
ストーリーが本の少しの書き換えで、名作になり得たような、モヤモヤ感が残るみたいな。
最後に次女も甦らせる事が出来るなら、あんなに悲しむ必要はなかったのでわ?
後、同じ様に、エドも甦らせてあげようよ。
みんな収まる所に収まって良かったねって思うんだけどこのモヤモヤ感は...
みんな収まる所に収まって良かったねって思うんだけどこのモヤモヤ感はなんでしょう。
多分エドの扱いがひどすぎるせい。ほんとにひどい。
敵とのバトル(?)も物足りないというかこれだけ?って感じだったけど全体的にはまぁまぁ面白かった。
ロボコップ思い出した^ ^
色々とっ散らかってるからって酷評されてますが…こういう映画にも出る(もはや制作者でもある)ところがキアヌの憎めなさじゃないですか〜^ ^
ロボットの動きが昔の「ストップモーションアニメ」感があって、ちょっとほっこりしましたよ。
倫理観全くなしの科学者に共感できず
なんか、これは愛情というより、傲慢としか言えないのでは。
ストーリー展開も納得いかず、ラストもこれってどうなの?という感じ。
あと、ここまで、蘇らせているんだったら、相棒も蘇らせてあげてもいいんじゃないかと思う。
クローンに対する「苦悩」をもっと描いて欲しかった
不慮の事故で家族を失った科学者が、クローン技術を使って家族を生き返らせようとする物語。
少し「浅い」印象の作品です。
「事故」、「亡くなった家族をクローンで蘇らせようとする描写」、そして何より「主人公や家族の苦悩」
「苦悩」については描写がなかったわけではありませんが、私としては簡単に描かれているように感じ、それが作品全体の「軽い」印象に繋がったのだと思います。
また、架空の技術を屈指するストーリー展開は、個人的には苦手に感じます。製作者が設定をしっかりと作っていたとしても、私にはご都合主義に感じてしまうからです。役者が必死に演じていても、感情移入が出来ず、置いてけぼりになった感覚を持ってしまいます。
ファンタジー系の映画で良く感じる感覚ですが、この映画でも強く感じ、作品評価を押し下げてしまいました。
ヒャッハーしないマッドサイエンティスト
これを見るまではマッドサイエンティストはイッちゃってる人物像が貼り付いていたんだけと、このお父さんはこれまでの人生研究しかしてこなくて倫理観薄くなっちゃった人って印象で割と近くに居るんじゃない?って思っちゃいました。
一見普通の人だし周りとも上手くやってる。家族への愛情や同情する優しさも持ってるから事件が起きなかったらこんな事しなかったろうな…
ただ頭が良いだけに出来るからやる、成功すると分かるから危険に乗り出すといった感じでええ〜って思っちゃう事を平気でグイグイ押し進める。
本人にとっては現実的な対処法なんだろうな…そこがある意味枠に縛られずに常人には越えられないハードルをポンと飛び越えて思考していける天才性に繋がっている気もする。
まあ周りを平気で巻き込む倫理観の欠けたエゴイストで結局自分の事が可愛いだけの様な選択に飛びついて平穏を得れちゃうあたりはマッドそのものなんだけど。
クローン問題の壁を超えて実現させちまうのはこんな感覚の持主じゃないかと思えて、共感は出来ないもののヒャッハー系マッドよりも現実に居そうでその点でリアリティがあったと思う。
アイロボット?
出てくるレプリカがアイロボットそのまま。。やっぱりジョン・オーティスは黒幕だったか。しかし、家族の死亡事故も全て実は黒幕のせいだった位に描いてほしかった。家族愛なのか人間のレプリカ作る倫理観なのかアクションなのか中途半端な作品。本来軍事産業の恐ろしい組織なはずが、簡単にキアヌ家族が逃げられるほど黒幕も弱いし、キアヌが蘇生させる作業が恐ろしくダサい。一番納得いかないのが、逮捕される危険を犯しながらも会社に対する背信行為を協力させ、終いに殺され、そして死んでからもレプリカにもされない親友?同僚が可哀想。末っ子を生き返らせるのはわかるけど。。協力させるまでのキアヌがあまりにも強引だし、家族と同僚がそこまで親しいのかも描かれていない。展開は早いけど、あまりにも削りすぎで、キアヌでなくて良い。
おいおい、そりゃないぜ
末っ子の女の子が描いてた絵やパパ宛のメッセージ用紙は一本角だったからユニコーンかな?
だと、すれば悲劇的な終わり方をするのでは思ったが・・・
ブレードランナーにも出てきたが、ユニコーンはノアの方舟に乗ることを許されなかった生き物、この世に居てはならないというメッセージだろうと勝手に想像していたら、あれあれ、おいおい、なんじゃこの結末は・・あまりに軽いし、あまりに安直ではないかい?
キアヌはプロデューサーも兼ねてるらしいがこの映画で何を述べたいのか、さっぱりわからない。
事故で家族を死なせてしまった男がクローン技術で蘇らせる。 気持ちは...
事故で家族を死なせてしまった男がクローン技術で蘇らせる。
気持ちは分かるが、それでめでたしめでたしというのは命を冒涜しているような気がする。
映画としてはおもしろいけどね。
全114件中、21~40件目を表示