レプリカズのレビュー・感想・評価
全120件中、21~40件目を表示
ウィリアムが求めていたのは愛なのか、家族がいるという平穏な日常なのか。
手の届く所に禁忌があり、それにより元の生活に戻れるのなら?…と、鑑賞者の倫理観を問う作品。
愚直に自らの信じる道、求める道を進むウィリアムの科学者の性。まさにマッドサイエンティスト、でも常に悲しさは付き纏う。マッドというよりは冷静さを失った、の方がしっくりくる。狂気に満ちた行動に間違いは無いのだが。
罪と嘘を塗り重ねていく虚しさと、もう戻る事の出来ない焦りと、研究の成果が実を結ぶ嬉しさと、色々な感情が押し寄せてくる。それをキアヌが絶妙な表情で演じきっている。
淡々と進む展開。その経過の演出が逆に緊迫感に繋がっているが、回収されず放置な伏線もあり、もう少し脚本の練り込みがあればと思わされる。
想像を絶する出来事だとは思うが、ウィリアムがしたあの選択で"共感"は一切出来なくなった。自分は決して選ばない、というか選べない。尽力してきたエドが不憫でならないが、ここまで来て想像していなかったラスト。レプリカズ、一応ハッピーエンド、、、なのか?
3.4 結構良かった
総じて結構面白かった
2.9点といえば完全に飛ばし見覚悟だったが、普通に面白かった
とにかく主人公の独特な抜けてる感が表現できている
あらゆることが「自分勝手」
誰を生き返らせるかも人任せ
すべてが自分勝手な主人公がうまく表現できていたと思う。
ゾーイだけ復活できないというシュチュエーションも素晴らしい
時間も短めでまとまっている
ただ落とし所はアレで良かったのだろうか
複製された彼らの感情表現は少なめだったように思う
死人のまま行きていくことに納得した的な映像表現ではあったが
実際はもっと悲しい結末になると誰もが予想したはずである。
その点がイカンともし難いが
CGもテクニカルな合成も自然で良かったように思う。
ショートムービーとして見るなら3.5に行かないくらいの
見ても面白い作品だと思った。
自らの過失で家族を全死させてしまった主人公。なんと彼は家族のクロー...
何を伝えたい映画?
家族を蘇らせてハッピーエンド…
は?これを見て何を思えば良いの?
クローンで死んだ家族も生きかえらせることができる未来が来ると良いね!…とでも思えと?
メッセージ性もない、展開ぐちゃぐちゃ、そーゆー映画って総じてダサくなるよね。
人間とは?というテーマに一つの解
人間は脳のデータさえあれば人間といえるのか?という長年のSFの命題に、一つの解を提示した話だとは思う。
複製した自分の肉体にダウンロードすれば精神の拒否反応は示さないという至極当たり前の帰結ではあるが、生身(自分)以外のボディに固執していた過去作品も多いので、「永遠の命」というテーマへの定番の選択肢にはなりえる。
しかし中盤、科学者の倫理観の葛藤サスペンスから、悪の組織vs科学者というアクションに転じ、その逃亡劇も単純であっさり。
妙に理解力のある奥さんにはイライラしないものの、ご都合主義展開になんだか拍子抜け。
『チャッピー』『アバター』などの主人公は自分の肉体から別の器に意識をインポートしたわけだが、今回は完全な自分の自我が二体に。その二体は脳がリンクしているわけではないのでその時点で他人といえるわけだが、その辺りの見せ場が少ないのでもっと掘り下げてほしかった気もする。
肉体を複製した家族たちが社会的に不在だった時間の描き方など、少し杜撰な点もチラホラ。
パニクリすぎ
キアヌがパニクりすぎで、無茶苦茶やってましたね。
同僚のエドが「全ての問題を俺に押し付けるなよ」と
言ってましたが、その通り!
クローンポットが足らず、1人を犠牲にするなら、
4人犠牲の選択の方が普通でしょうか?
結果オーライでしたが・・・
いざその立場になったら甦らせたいだろうなあ・・・
しっかりコケる
この反モラルな解釈は意図的なんだろうな。。
そうでも思わなければ到底観れた代物ではない。
命や精神をもっとも弄び軽んじているのは誰かと言えば、主人公で間違いない。あのオーナー?が悪玉のような立ち位置ではあるが、作中の悲劇のすべては主人公自らが引き起こしている。オーナーの主張は実はまともだったりする。資産の勝手な持ち出しだし、家族が死んだのは事実。悲惨なのは、あの同僚。とばっちりで死んでそのまま?それこそ復活させてやれよ笑
まあ、娘の記憶を消すって描写の時点でまともな展開は期待できないとは思ったが、それにしてもひどかった。ジョンウィックで復調気味のキアヌなんだけど、しっかりコケるあたりらしいっちゃらしい。そういう楽しみ方でなんとか。
自分の体のレプリカに自分の今までの意識のコピーを移したところで、それは自分にとっては赤の他人
中盤からがぜん面白いスカッと映画
人間の意識をロボットに移す研究をするウィリアム(キアヌ・リーヴス)。成功まであと1歩のところで妻と子供3人が事故で死んでしまう。そして家族を失いたくないウィリアムはその家族を実験台に。。。
設定が未来ではなく現代なのだが、クローンを簡単に作り、記憶の1部分だけをなくしたり記憶の操作までやってのけたりして、設定が雑すぎる!!とんだB級映画じゃないかと思っていた。
が、中盤以降面白くなった。
急な事故のためクローンが3体分しか作れず、誰を作らないかの命の選択の辛いシーン。
成功するかどうかわからないのに、本当の死体を始末してしまってクローンが出来上がるまでの間、生きているように偽装して、全てが行き当たりばったりの焦燥感。
クローンを作ると言う法律違反を犯した研究者を抹殺するため追ってが来るが、はっと驚く方法で負け組から勝ち組に逆転する。
雑な設定もまぁいいかとなるストーリーでした。
妻役を演じる女優さんが無表情なのが気になったのだが、それもクローンもしかして失敗しちゃってる?とドキドキさせる効果になっているのかもとポジティブな意見にさえ思えてくる。
何か
分からないが、非常に惜しい感じがする。
ストーリーが本の少しの書き換えで、名作になり得たような、モヤモヤ感が残るみたいな。
最後に次女も甦らせる事が出来るなら、あんなに悲しむ必要はなかったのでわ?
後、同じ様に、エドも甦らせてあげようよ。
タイトルなし(ネタバレ)
みんな収まる所に収まって良かったねって思うんだけどこのモヤモヤ感はなんでしょう。
多分エドの扱いがひどすぎるせい。ほんとにひどい。
敵とのバトル(?)も物足りないというかこれだけ?って感じだったけど全体的にはまぁまぁ面白かった。
ロボコップ思い出した^ ^
倫理観全くなしの科学者に共感できず
クローンに対する「苦悩」をもっと描いて欲しかった
不慮の事故で家族を失った科学者が、クローン技術を使って家族を生き返らせようとする物語。
少し「浅い」印象の作品です。
「事故」、「亡くなった家族をクローンで蘇らせようとする描写」、そして何より「主人公や家族の苦悩」
「苦悩」については描写がなかったわけではありませんが、私としては簡単に描かれているように感じ、それが作品全体の「軽い」印象に繋がったのだと思います。
また、架空の技術を屈指するストーリー展開は、個人的には苦手に感じます。製作者が設定をしっかりと作っていたとしても、私にはご都合主義に感じてしまうからです。役者が必死に演じていても、感情移入が出来ず、置いてけぼりになった感覚を持ってしまいます。
ファンタジー系の映画で良く感じる感覚ですが、この映画でも強く感じ、作品評価を押し下げてしまいました。
ヒャッハーしないマッドサイエンティスト
これを見るまではマッドサイエンティストはイッちゃってる人物像が貼り付いていたんだけと、このお父さんはこれまでの人生研究しかしてこなくて倫理観薄くなっちゃった人って印象で割と近くに居るんじゃない?って思っちゃいました。
一見普通の人だし周りとも上手くやってる。家族への愛情や同情する優しさも持ってるから事件が起きなかったらこんな事しなかったろうな…
ただ頭が良いだけに出来るからやる、成功すると分かるから危険に乗り出すといった感じでええ〜って思っちゃう事を平気でグイグイ押し進める。
本人にとっては現実的な対処法なんだろうな…そこがある意味枠に縛られずに常人には越えられないハードルをポンと飛び越えて思考していける天才性に繋がっている気もする。
まあ周りを平気で巻き込む倫理観の欠けたエゴイストで結局自分の事が可愛いだけの様な選択に飛びついて平穏を得れちゃうあたりはマッドそのものなんだけど。
クローン問題の壁を超えて実現させちまうのはこんな感覚の持主じゃないかと思えて、共感は出来ないもののヒャッハー系マッドよりも現実に居そうでその点でリアリティがあったと思う。
全120件中、21~40件目を表示