「ヒャッハーしないマッドサイエンティスト」レプリカズ てけとさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒャッハーしないマッドサイエンティスト
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これを見るまではマッドサイエンティストはイッちゃってる人物像が貼り付いていたんだけと、このお父さんはこれまでの人生研究しかしてこなくて倫理観薄くなっちゃった人って印象で割と近くに居るんじゃない?って思っちゃいました。
一見普通の人だし周りとも上手くやってる。家族への愛情や同情する優しさも持ってるから事件が起きなかったらこんな事しなかったろうな…
ただ頭が良いだけに出来るからやる、成功すると分かるから危険に乗り出すといった感じでええ〜って思っちゃう事を平気でグイグイ押し進める。
本人にとっては現実的な対処法なんだろうな…そこがある意味枠に縛られずに常人には越えられないハードルをポンと飛び越えて思考していける天才性に繋がっている気もする。
まあ周りを平気で巻き込む倫理観の欠けたエゴイストで結局自分の事が可愛いだけの様な選択に飛びついて平穏を得れちゃうあたりはマッドそのものなんだけど。
クローン問題の壁を超えて実現させちまうのはこんな感覚の持主じゃないかと思えて、共感は出来ないもののヒャッハー系マッドよりも現実に居そうでその点でリアリティがあったと思う。
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