「Matt化し過ぎた青春の夏」青夏 きみに恋した30日 りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)
Matt化し過ぎた青春の夏
理想を追求し過ぎて、本物の顔にはとても見えない顔のような青春。さすがにへきへきした。
特に吟蔵(佐野勇人)がいい人に変わるまでは挫折しそう…。
まあ、そこを乗り越えておもしろくなって来たかな?って頃に、虚像過ぎる青春のオンパレード。田舎なのに、おしゃれな美男美女が勢揃い。高校生でバーベキュー、仲良しになる若者たち、一目惚れ猛烈アタックの男…全て都合良過ぎて嘘くさい。
そこを超えると、少しずつ「こんな恋愛素敵だな」とやっと思えてくる。きれいな大自然にピュアな恋愛にウキウキしてるカップル。かわいい!
都会に住む女の子、家業を継ぐ予定の田舎に住む男の子、ふたりの未来は繋がらない…。
後半からはオバチャンでもワクワクしながら楽しめます。
主役の吟蔵役が伊藤健太郎にソックリ!本人だと思っててエンドロール観て別人で驚き。
吟蔵、ピュアな田舎の好青年らしさが足りなかったな。消せない都会臭。田舎役の子、みんな消えてなかったけれども!
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