「ちょっぴり単純過ぎませんか?」ワンダーウーマン 1984 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっぴり単純過ぎませんか?
2020年。監督は前作に続き女性のパティ・ジェンキンス。
ガル・ギャドット(ワンダーウーマン)が完璧に強く美しく、憧れますね。
伏線になっているバーバラ(クリスティン・ウィグ)の妬みが、痛いほど分かります(笑)
アメコミ史上1番・・・と言ってもいいほど分かりやすいです。
悪役のマックス(ペドロ・パスカル)の言い草はたったひとつ。
《あなたの望みをひとつだけ叶えます!!》
この言葉一個のみ。
望みさえすれば、石油産油国の大統領から、テレビを観てる庶民まで、夢が叶えられる・・・
しかしその結果、世界は大混乱に陥り、地球滅亡の危機にまで発展してしまう!
さあさ、ワンダーウーマンは、世界の危機を救えるのか!!
と、言う映画です。
前作2017年の「ワンダーウーマン」はほぼ100年前のお話で、
ワンダーウーマンの生い立ちも語られ、ワンダーウーマンがどうやって誕生して最強の女戦士となるかも分かり、運命の男性スティーブとの悲恋もありました。
今作は1984年を舞台にワンダーウーマンのダイアナはスミソニアン博物館で働く一方で、
ワンダーウーマンとして悪と戦っています。
スミソニアン博物館に届けられた盗品の「石」
その石には「なんでも願いをひとつだけ叶える」と彫られていました。
ダイアナと同僚のバーバラが試しに願ってみると、叶ってしまうのです。
しかし、そこに目を付けた実業家のマックスがそれを盗んでしまいます。
そして起こる世界破滅の危機!!
回避するための死闘がはじまります。
(嬉しいことにダイアナの叶えられた望みは、スティーブ(クリス・パイン)との再会。)
スティーブはダイアナの右腕として、手伝ってくれますよ。
・・・甘い2人の愛の時間も、たっぷりと用意されてます・・・
心根の優しいワンダーウーマンは大好きです。
「ジャーズティス・リーグ」とか「アベンジャーズ/エンドゲーム」などとと違って、
アメコミ・ヒーローがワンダーウーマンだけなので、話が単純明快。複雑過ぎずに良かったです。
でもスッキリし過ぎた分、物足りなさも少し感じてしまいました。
過去鑑賞