「伝えたいメッセージは、伝わってきたけど、長い。。」ワンダーウーマン 1984 かつさんの映画レビュー(感想・評価)
伝えたいメッセージは、伝わってきたけど、長い。。
「人々の人生はありのままでも十分に美しい」なにかと成功すること(有名になること、財をなすこと)を是とする傾向が色濃い最近の風潮に辟易といしてた僕としてはなかなか響いたメッセージでした。最後のマックスとアリスタの「愛されたいと望まなくていい」「立派じゃなくていい。パパが大好きだ!」というやり取りのシーンでは、涙が止まらなかったです。。
この通り、作品としてのメッセージ性は伝わってきたものの、終盤まではストーリーがやたらと長かった。途中イビキかいて寝てる人がいたけど、気持ちは分からなくもなかった。(うるさかったけど(笑))とにかく、テンポが悪く間延びした展開がずっと続いていた印象が残りました。ホントに150分もの時間が必要だったんでしょうか?30分削って、120分ぐらいでまとめたらもうちょっと印象かわったかもしれませんね。
例えば、独立記念の花火のシーン、もちろん美しい画ではあるけれども、ようやくマックスがラスボスだと定まり、クライマックスに向けて、大きく動き出したところで、それにブレーキをかける突然のロマンスモード。。やりたいことはわかるけど、このタイミングじゃないでしょ。。と、しかも長い。。
あと、作品のキーポイントである黄金の鎧がなんともカッコ悪い。。
コミカルなシーンも頑張って入れようとしていましたが。全然面白くなかった。。この部分はMCU系の作品の方が断然いい感覚してますね。
ただ、アクションシーンは、いい出来だったと思います。超人的なアクションでリアリティを感じづらいアクションでしたが、それでもガルガドットの身のこなしが見事で、意外と違和感なく楽しめました。
冒頭の馬上から少女が矢を射るシーン、装甲車から高々と舞い上がるシーン、ロープで滑空するシーンなど、絵になるシーンが多かったのが印象的でした。