「人の心を描いた、ワンダーウーマンの物語。」ワンダーウーマン 1984 今愛さんの映画レビュー(感想・評価)
人の心を描いた、ワンダーウーマンの物語。
最近の他のヒーロー映画とは一線を画する。
この作品ほど敵・味方の両方に共感できる作品は貴重&久しぶりで、満足した。
また、ヒーローが「活躍する」映画は少なくないが、本作は「ヒーロー自身の物語」と言ってよいと感じた。ワンダーウーマンの人生を感じられた。
コミカルパートとのメリハリも自然で上手い。
一部で展開の急さ・軽さを感じる部分もあるが、それ以上に、人間の弱さ・弱さとの向き合い方などがきちんと描かれているため、満足度は高い。
アクションシーンも目新しさがあり、楽しめた。
1984年という舞台も機能している。
当時の情勢・世相をうまく活かしている。それに加えて、例えば、現実にスーツを着たヒーローがいたらちょっとダサいよなぁ(格好いい&美しいんだけど)という感覚はあると思うが、この時代だからな…と思うと受け入れられる気もした。
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