死霊館のシスターのレビュー・感想・評価
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ヴァラク降臨
ゴシックホラーの再構築作品
かつて視聴者が怖いもの見たさとそのスリルから釘付けとなったゴシックホラーも、いまでは霞んでしまった。
ホラーというジャンルを再度盛り上げるために散々試行錯誤が繰り返されるが、その中で今でも残っているのがゾンビくらいだろう。
ここでいうゴシックホラーは、バンパイアとウルフマン、フランケンシュタインを除いたものだが、心霊現象やエクソシスト、悪魔という誰もが知っていながら誰もそれが何だということが出来ないことが人々の恐怖心を掻き立てる。
しかし従来作られてきたものは既に飽きられてしまい、突然画面に出現するびっくりだけにとどまり、内容そのものに恐怖を抱くものは殆どない。
加えて某有名番組である「OOの知らない世界」で、ある人物が、TVでやる心霊動画はプロデューサーがいる組織レベルで作られていることを暴露した結果、すべてのTVで心霊現象なるものを取り上げることをやめたことで、人々の中に心霊現象に対する嘘と不信感を作ってしまったことが、このゴシックホラーが流行らない理由でもあると思う。
しかしながら、この作品は2018年という最近の映画である。
ゴシックの特徴は随所に出てくるが、従来との相違点は、悪魔なるものが出現した起源と、修道院で起きた出来事などが詳細に設定されている点だ。
プロットは見事に練り込まれている。
正邪の戦いというお決まりのこともしっかり描かれている。
アクション映画そのものをゴシックホラーとして描いていることが、新しいと言えるだろう。
人生とは暇つぶし。こういうのを見て楽しむのは大いに有りだと思う。
面白かった。
安定
普通に楽しめました
前作の話から続編につながる本格的なるシリーズが誕生した作品でもあるユニバースです!
前作の話が本作の続編に繋がる話でもあり。それがいつどこで起きたのかのすべての始まりでもあります。
前作の出来事では呪いのシスターヴァラクとの戦いが始まる物語でもあり
エンフィールド事件の前でもある話でもあります!
物語の主人公がシスターアイリーンというキャラクターでもあります
彼女は家族も知らないまま虎児として
修道院に入り先生としてでも有名な存在でもあり
そんな彼女が最初の以来として受けたのが別の修道院でもあった場所が他殺が発見された事件でもありました。
そんな依頼を引き受けるべく神父とシスターが村に向かいます!
村についてから村に住むフランス人の男性と出会って
彼もまた事件の発見者でもありました!
彼とともに事件の現場に向かいますが
現場はすでにひどい有様でもあり
死体袋と化しておりました
そんな中で自殺と思われる死体だけがなぜか動いており
あまりにも不思議とは言えないぐらいなものが発生していたことを知った3人ですが
そして主導院にいるシスターの校長と話しているうちに日が暮れて
二人はここで泊まることになりました。
そしてフランス人の男性は帰るように言われて
帰る支度をしますが
その帰りに怪奇現象が始まっておりました。
なんと首つり自殺した人が歩いていたのを目撃しました
その一方で
二人にも怪奇現象が起きておりました
1人の神父は以前解決できなかった少年の死を後悔しておりその少年が怨霊となり帰ってきたことを意味しているのかもしれません
もう一人のシスターはここの修道院の人たちを見ることになります。
神父は少年を追っかけてどこに行くかも知らないまま棺の中に入ってしまいます
シスターは自殺したシスターの幻聴とそこにいるもう一人のシスターを見て
逃げてしまいます。
フランス人の人は自殺したシスターを見て血の痕跡とゾンビという幻聴を見て
墓場にあった十字架を取り
帰ります。
一方棺の中に閉じ込められた神父は必死に脱出方法を探しながら誰かに助けを求めます
シスターが逃げてる最中に棺の中に神父がいることを知ります
神父を探すためにシスターもどこにいるか探し当てますが
どこにいるかその鈴が答えでもありましたね
見つけてからが怖いシーンとかもありかなりコンパクトが凄いねって感じました!
翌朝再び修道院に来た神父とシスターですがそれがまだ終わりじゃなかったかのような
本番でもあったことがかなりビビりましたね
修道院には。シスターが行くことになり神父は校長を探すことを決めました
さらなる展開が待ち受ける中で3人は無事脱出できることがあるのでしょうか!
この先を見たい方は是非とも配信で見るのをお勧めします!
そして続編が10月から公開するのでそちらを見る前に
前作の話をもう一度見るのもおすすめします!
その後続編を見るのも一番の楽しみでもありますね!
是非とも続編もよろしくお願いします!
『ソウ』と同じく表層的で生理的な怖さだけ描いたお化け屋敷のアトラクション
『死霊館』シリーズというものがあるのを知らなかったが、こういうものだったのかw
オカルトをキリスト教におけるエクソシズムに限定すると、ここまでくるとオカルトの極北w もはやオカルトと呼ぶべきか否かわからない。いや、名前がどうだろうと構わないが、とにかくクソ面白くもないバカげたお化け屋敷のアトラクションの無作為な展示と化している。
シリーズの中心人物はジェームズ・ワン。彼は『ソウ』の監督だが、大当たりをとった同作と同じ感覚で本作も撮っている(原案・製作)ような気がする。
具体的には彼が描くのは同じ「怖さ」でも生理的な怖さで、注射が痛い、剃刀が痛い、皮膚が切れるのが怖い、臓器を剥きだしにされるのが怖い等々の感覚なのだ。
逆に精神的な怖さがほとんどない。宗教的、共同体的タブーを犯すことで親族や周囲の人間に次々に不幸が襲ったり、共同体が崩壊したり、自分のアイデンティティが崩壊する恐怖が皆無である。
マレーシア出身、オーストラリア育ち、大学は工科大学卒という出自もあるのだろうが、何作か見た作品は表層的な恐怖に終始している。
こういう作風だと社会構造や精神的な風土の違いに影響されないから、世界レベルでは大ヒットを生み出しやすいのかもしれないな。それはお化け屋敷とどう違うんだろう、しかしヒロインはチャーミングでよい…てな感想を抱いた。
いずれにしろジェームズ・ワンの関わった映画はもう見たくないな。
と言いながらこのオッサン、俺の好きなキング作品『セイラムズ・ロット』の製作もやってるのか。それだけは見てみたい。でも見た後は、もっと不満と怒りが湧き上がるかもしれないww
フィジカルシスター
【”悪魔のシスターがルーマニアの修道院に再び来りて害をなす”。ゴシック要素に満たされた、修道院内の意匠、衣装も宜しき作品である。ホラー映画って、怖いか怖くないかだけが評価対象ではないと思います。】
■1952年、ルーマニアの修道院で若いシスターが自ら命を絶った。
事件の真相究明のためバチカン教会はバーク神父と見習いシスター・アイリーンを派遣する。
調査を進めた2人は、悪魔のシスター・ヴァラクの存在に行き着き、自らの命と信仰を懸けて対峙する。
◆感想
・イロイロと突っ込み処満載作品であるが、今作の様な作品の場合、細かいところを突っ込まずに、ゴシックホラーストーリーに身を任せるのが良いと思う。
<ストーリー展開は可なり粗いが、今作が醸し出すゴシック風味を肯定的に楽しみたい作品である。
現代ホラーではナカナカ描けない1950年代の、お金の掛かった衣装、意匠を愉しめれば今作は良いと思う作品である。
何故なら、ホラー映画は基本低予算であるが、今作はシリーズが成功した事もあって、衣装や意匠に拘っているからである。
今作は、ゴシックホラーを満喫出来る映画なのである。>
ドミトレスク城 (ユニバース5作目 シスター編1作目)
死霊館ユニバース5作目で、新スピンオフ。
今度は、人形じゃなくシスターです。
クドイ…スピンオフ多すぎ…
こすり過ぎ…金になるんですかね…
このシスター編も人形編みたいに続編を作るらしく…
メンドくさ…しんど…
内容も、つまらない。
ダレノガレ明美さん似の主役ですが、ヴェラ・ファーミガの妹さんみたいで、
かなり瞳が大きく、愛らしい顔されてて、この映画の中、1人すごく浮いてます。
売り上げ目的の為、可愛いアイドル入れましたみたいに、映画が安っぽく見えます。
映画の舞台であるルーマニアの修道院が、ゲーム『バイオハザード ヴィレッジ』のドミトレスク城に、外観がソックリで、
たぶんゲームの方が参考にしたと思われ、舞台は同じルーマニアだし。
映画スコアは60点ぐらい。
今作は、珍しくフィクションです。
人間か幽霊かシスター多すぎ
怖くない
前作から姿を見せるシスター姿の悪魔がビジュアル的に恐怖のツボで、アレがでで来るシーンは全て怖かった。あの悪魔が今回はメインで出てくるということで、どんだけ怖いんだと期待して鑑賞。
しかし蓋を開けてみれば、物語があまりにも非日常的でファンタジーに向かってしまっていて、迫り来る恐怖を前に無駄なものが入り込んでしまい、全力で恐がることができなかった。やはり日常的な場面、つまり鑑賞者の身近に感じるような状況での恐怖体験で無いと、それにのめり込むことは難しいのかもしれない。
例えば本作の舞台は、1950年代という大昔、人里離れた男子禁制の修道院という特殊な場所に、実はあの世との出入り口があるという設定がされているのだが、そのような現場で恐怖体験をする機会は一般人には皆無と言って良い。映画におけるこの設定は、あまりにも非日常的すぎて、あまりにも我々の生活と乖離しすぎている。現代の住宅地で、動かない人形とマンツーマンで向き合う映画の方がよっぽど恐怖を感じないだろうか。
ちなみにわたしの地元では昔、年一回放送される「オキナワノコワイハナシ」というホラー番組があったが、あの番組が地元民を怖がらせたのは、その身近すぎるほど身近な舞台設定にあったのだろう。
本作の演出も少し見飽きたものが多かった。まさか壁に映る影が歩くあの演出を再びするとは思わなかった。前作での影が絵画に重なるシーンは確かに怖かったが、この二番煎じの演出については怖さ半減である。シスターの人影が無機質に近づき、周りのランプが消灯していく冒頭のシーンも、最近の映画とは思えない古風な演出であった。
全体的に、シスター姿の悪魔というキャッチーなキャラクターに頼った力業な演出が目立ち、スピリチュアルな設定も、ぶっ飛びすぎて恐怖を与えきれない、物足りないホラー映画になっている。
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