「おそろしい」死霊館のシスター WiSTeRiaさんの映画レビュー(感想・評価)
おそろしい
自宅PCにて、amazon prime videoで視聴しました。
レビューは賛否両論ありますが、個人的にはとても怖く、そして面白い作品だったと思います。
内容的には、『死霊館 エンフィールド事件』の前日譚。エンフィールド事件に登場した、シスターの格好をした悪魔「ヴァラク」の誕生秘話を描いた作品です。エンフィールド事件を見てからでも楽しめますし、この作品単体でも十分面白いです。
舞台は、1人のシスターが自殺したと言われるルーマニア奥地の修道院。そこの調査を依頼されたバーク神父と、見習い修道女のアイリーンが、恐ろしい出来事に巻き込まれるというお話です。
やはり恐怖演出が素晴らしいですね。作品序盤の、まだ顔のよく見えないシスターの装いをした悪魔が、奥から近づいてくるシーンはほんとに緊張しっぱなしでした。が、全体的にはビックリさせるような怖がらせ方が多い印象でした。
死霊館1作目やエンフィールド事件と少し雰囲気が違うと感じたのは、フレンチーの存在でしょうか。ちょっとギャグ的な、場を和ませてくれる存在がいるのは新たな趣向で面白いと思います。ただ最後は結局取り憑かれていて、バッドエンド的な展開になってしまったのは悲しかったですね。1作目やエンフィールド事件は最終的にはハッピーエンドな雰囲気で終わっていたので、勝手にそれを期待してしまっていたのでしょうか。
まあ終わり方はともかく、全体的にとても面白い作品ですので、見て損はないと思います。他の作品との繋がりもあるので、合わせて鑑賞なさってみてはいかがでしのうか。