「スター誕生というより、もう充分スタークラスな存在感あるアリー」アリー スター誕生 菊千代さんの映画レビュー(感想・評価)
スター誕生というより、もう充分スタークラスな存在感あるアリー
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『スター誕生』
過去の名作のリバイバルでありながら、とにかく誕生するスターが評価を決めてしまう作品。
54‘ジュディ・ガーランド、76’バーブラ・ストライサンド、共にこまかい設定は変えながらも、スターが誕生する瞬間の爆発力が凄い、圧倒的な歌唱力。
今作品も、歌手の夢を抱きながら、場末のイモなウエイトレスからステージに上がり一躍スターへと駆け上がる瞬間は醍醐味。
ガガ様の歌は申し分無く圧倒的、というかいくらメーク薄めにしてもイモっぽさが出ない笑奇抜な衣装に身を包まなくても、なんかそれが新鮮なくらいのスター感。一歩駆け上がったはずがもう12歩くらい上がってしまっていて、というのが映画としての感想。
ブラッドリークーパーの哀愁溢れるジャックが切ない。
PVでは見られないガガ様の別の表情と、とにかく圧倒的な歌唱を堪能できる作品。
そんな二人レディー・ガガとブラッドリー・クーパーが歌う「シャロウ 〜『アリー/ スター誕生』 愛のうた」が沁みる。
と共にスター誕生に隠れた悲劇は、この二人が出逢った瞬間から始まった気がしてならない。
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