人魚の眠る家のレビュー・感想・評価
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深い!重い!
何をもって"死"なのか、難しい。
私自身一度だけドナーカードを記入したことがあるが、こういったドラマや映画を観ると家族の為にはどうなんだろうと複雑な気持ちになりそれ以来は無記入。
自己判断する方が優しいのかな...
だんだんと篠原涼子が狂気の域になり、周りがどんどん怪奇の目で見るような視線になっていき篠原涼子の気持ちも分かるし西島秀俊の気持ちも分かるし川栄李奈の恐怖感も分かるし...
難しい....
引っ越してからあの一家は幸せになれたのだろうか
前半はただただ気持ちが悪いとしか思えなかったけど、後半から一気に畳...
前半はただただ気持ちが悪いとしか思えなかったけど、後半から一気に畳み掛けてきたー!
心に残るセリフがいくつかあって、とてもグサっときました。
東野圭吾はやはり素晴らしいです。
原作も読んでみたい。
想像と違った
予告編を観て、期待を持って鑑賞。
ミステリーの触れ込みだが、これってミステリー??
子供の脳死を軸にストーリーが展開。
ミステリーではなく、何にカテゴライズされるだろう。
内容は非常に重く、
興味深い映画
おもしろそうな映画
などという、安易な気持ちで臨むと
否定派になるだろう。
フジテレビのテレビ番組は凋落の一途を
辿っているが、
この映画製作に取り組んで形にした事は
久々に評価できる。
最後までタイトルになぜ人魚なのか?
何の比喩なのか分からないまま終わってしまった。
篠原涼子さんの母親役。見事でした。
人の死とは何か
離婚を間近にした播磨夫婦の娘が事故により意識不明となってしまう。目覚めることはないと診断された娘の回復を信じ2人はあらゆる手を尽くすが…。
脳死と人の死の境を問う作品で、一見狂った登場人物たちに見えるが自分の立場で考えると痛いほど気持ちの分かる深い作品でした。
原作ファンです
映像化するにはやはり改変は必要で、この作品も原作と違う点がいくつかありました。それによってお母さんの苦悩よりも狂気の方が際立ってしまった感じは否めませんが、観ていてイライラするほどかけ離れている訳ではありませんでした。
演者の方達が本当に上手で、話の流れを全て知っている私でも大号泣でした、、!
_φ(・_・ベースは柳田邦夫 サクリファイス
この話ベースは柳田邦夫のサクリファイスじゃないのかな?
またこの映画ラストシーンから作られたんじゃない?
妙にラストシーンだけ目立つ。涙半減。
西島 篠原の好演によりカバー。いい演技でした。
久しぶりに泣いた、良い映画
脳死をどう捉えるか?と言う問いに対して中立に捉えた良い映画だと
思う。 ただ難点を言えば、海外移植を希望している父親の言葉が理解できなかった。 「お金が集まってもドナーが現れるのを願うのはやめよう。」?なんじゃそりゃ?! じゃあ、わざわざ海外に他人からお金をもらって移植を希望するなよって思ったね。 ここだけは偽善的で腑に落ちなかったが、それ以外は登場人物の気持ちや考えが良く描かれている良い映画だと思う。
東洋医学的には
何を持って人の死とするか
昔通っていた中医学の先生と自分ならドナーになるかどうかと言う話題から脳死についての話になった時に、中医学は“気”が巡っているかどうかで健康状態を判断するから“気”が身体に存在しない脳死状態は先生は死と判断するって言われた時、なるほどなと思った。でも実際自分の身内が同じ状態になったら納得は出来ないんだろうけどね。この作品を観て自分の意思表示をしておくのも大事だなと思った。
魂と器
水難事故にて脳死判定になった娘とその家族の物語。
普通の家庭であれば莫大な医療費で困難な物語を、裕福な家庭という設定で難なくクリア。
人々の葛藤を中心にうまく演出。
話的に悪くは無いのよ。正解なんて簡単には導き出せない脳死の話を真面目に捉え、現代医療の方向性をうまく利用しているし、面白かったし。
しかし、面白いと思ったのは社会設定とうまく絡んだ脚本ありきかなと思う。
篠原涼子や西島秀俊、坂口健太郎が迫真の演技かと言われれば「う〜ん、他の作品と見栄え変わらず。」だし、作品を引っ張っているとは到底思えなかった。
最後あたりは他のレビュアーさんも書いていたが、蛇足にしか思えなかった。「良い子ちゃんじゃ無くても良いんだよ別に。」と。
演技が良ければ
どこまでが生きていてどこからが死んでいるのか
愛する家族の死は、どんな人だって悲しいし、受け入れられないし、たとえ、話せなくても動けなくても、目を覚まさなかったとしても生きていてほしいと願ってしまう気持ちはすごくわかる。
ただ、本人の意識がない中での過度な医療行為は、残された家族にとって本当に必要なことなのか、その問題は、誰も答えが出せないんじゃないかと思う。
昔だったら、多分、医療技術がなくて、生かし続けることなんてできなかった。
それが今は、お金を掛ければ、色々な方法を選択することができてしまうのだ。その選択を家族が選べと言われても、してあげられなかった後悔を考えると、できる限りのことはしてあげたいと思ってしまう。生きている家族に重くのしかかってくる問題だと思う。
これから先は、再生医療もどんどん進んでいき、もっともっと死ねなくなっていくのかなあ。
これって人間が、踏み入れちゃいけないところまで踏み込んじゃっているってことなんだろうか?
この映画では、自分の子供っていうストーリーだから、ある家族の話として客観的に見れるところはあるけど、脳死とか、そこまでの段階までいかなかったとしても脳梗塞だったり、ガンだったり認知症だったり、自分の親がそういう状況に直面することは、これからの私にも確実に起きていくことなんだなあと思う。
私の中でひとつだけ言えることは、自分の家族には長く生きていて欲しいけど、本人にとって生きている事が苦しくなるぐらいの医療行為は選びたくないと思う。
私自身が、ガンになったせいもあるけど、今の医療は、医者が全てを決めてくれるわけじゃない。まるで、料理のメニューを決めるように、これもあるし、あれもあるし、あっオプションでこれも出来ますけど?みたいな事を言われるのだ。
人間はずいぶん傲慢になっちゃったかもしれない。人の命もお金次第で変わってしまうんだから。
だからこそ、「死ぬ」っていうことをどうやって受け入れていくかを考えていかなきゃいけないのかもしれない。家族がこの世からいなくなるっていうこと。自分もいつか死ぬっていうこと。
そう思うと、今、生きてるこの時間を愛おしいと思えるようになるのかもしれない。
二本立て一本目。必見です。 脳死、臓器移植、重い。これまでは移植さ...
二本立て一本目。必見です。
脳死、臓器移植、重い。これまでは移植される側からの視点がほとんど。本作、移植を拒否、心停止がないのでいつか目を覚ますのでは、という親の立場から。そこがなんとも斬新。
東野圭吾だからなんか事件が起こってのミステリーかと思いきや…東野圭吾はやはりすごい。そして期待に違わぬ場面もやってきます。
篠原涼子の演技も良かった。マルチな才能を持ってますね。しかしそれ以上に良かったのは子役の演技。
気づけば劇場はすすり泣きの嵐。もちろん私も。いやー舐めてました。絶対見るべし。
人の死とは?
突然愛する娘が意識不明になり、回復も期待出来ない。
深く眠り続ける娘を前に選ばなければならない選択。
自分だったら?とグルグル考えてしまう重いテーマでした。篠原涼子さんの命を削る様な演技は圧巻。
母親としての愛情と娘の生に執着する狂気。鳥肌が立ちました。誰もがただ救いたかっただけだったのに…。
少しずつ、少しずつ、狂い始める。
とても胸に突き刺さる映画でした。
考えさせられました
作者が何を訴えたかったのか考えさせられたような気がします。人が何を望むのか、どのような選択肢が適切なのか、自分だったらどうするだろうか、見終わったあとは不思議な気持ちになりました。
子どもが好きな人は見ない方が、、、
(私情挟みすぎですが、、、)
涙腺崩壊。
本編開始とエンディングだけでも泣けます。
何が泣けるかと言うと、俳優さんたちの演技に引き込まれたから。感情移入しすぎて頭痛。お子さんがいる家庭や子どもが好きな人には酷な内容を突きつけられた。また、改めて【子ども】という存在について考えるきっかけになった。
様々なところで対比があって面白いと感じた。内容も構成も好みだった。
父親が西島秀俊は最強すぎる、、、。かっこいい
延命かロボット化か?
医療の倫理を問う、ヒューマンドラマ。
脳死状態の娘を生かすか生かさないか、家族で悩み答えを出す。
何十年も前に東野圭吾が医療の倫理について書いた小説だが、先見性はお見事!
内容が素晴らしいです。
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