「映画館で観なくてよかった」人魚の眠る家 川柳児さんの映画レビュー(感想・評価)
映画館で観なくてよかった
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公開当時、観たいと思っていたが、結局機会を逃した。
それを今日、たまたまテレビで観ることができた。
重いテーマだとはわかっていたが、タイトル通り「映画館で観なくてよかった」。
映画館で観ていたら、嗚咽を続けてしまい、周りから引かれていたに違いない。
自分には子供はいない。
だが、もしいたら。
自分の子供でなくてもいい。
自分の愛する人が同じ状態になったら。
脳死だと言われても、それを理解しても、
それでも「やっぱり生きている」と思いたいだろう。
この重い映画の救いは、3つ。
終盤で、娘が母親に、「今までずっとありがとう」と言ったシーン。
そして、担当医師が、「あなたの娘さんは、この世界のどこかで生きています」と言ったシーン。
最後は明るい青空のシーンで終わったが3つめ。
いい映画だった。
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