「脳死=死ではないと、絶対に認めたくない母親。脳死の判定は臓器提供の...」人魚の眠る家 yonda?さんの映画レビュー(感想・評価)
脳死=死ではないと、絶対に認めたくない母親。脳死の判定は臓器提供の...
クリックして本文を読む
脳死=死ではないと、絶対に認めたくない母親。脳死の判定は臓器提供の意思確認前にはできないこと知らなかったし、脳死と心臓死の法的解釈のことも知らなかった。
パパから娘へのプレゼント場面。娘の両手にママが電気信号を流して操作して動かして受け取り、顔の表情筋に電気を流して口角を上げて笑顔にする。その前のシーンでエコー反応を目撃した川栄、ひきつるパパと連続で見せて観ている人に早い段階でこれはアカン!ってわからせる構成。娘の体調改善の効果が出ていることに喜ぶ母親と研究成果が形になっていることに夢中な技術者にはそれがわからない。
娘を目覚めさせるという目的が、いつの間にか電気仕掛けの生き人形の実験みたいになってしまっていることに気付いていないことに周囲の反応は...
最後はもう周囲の人々に娘が生きているという一点を認めさせるだけになってしまい完全におかしくなる。娘は死んでない!
死の定義を問う為に警察を呼び出しておいて凶行に及びそうにまでなる。思っていた以上に重い作品だった。
コメントする