「ドナーとレシピエント」人魚の眠る家 プルトニさんの映画レビュー(感想・評価)
ドナーとレシピエント
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冒頭、「人魚の眠る家」の庭に侵入した少年は、ラストで、心臓移植を受けて元気になり、病院から自宅に戻ってきた少年と同一人物ですね。
つまり、ドナーとレシピエントが既に一度会っていたということ。
少年は、もしかして自分に心臓を提供してくれたのは、あの「人魚の眠る家」で会った少女かもしれないと思い、それを確かめにもう一度その家を訪ねる。
しかし、その家は取り壊されて更地になっていた。でもそれは、そこに住んでいた家族が、昔経験した辛いことを乗り越えて、新しい生活を始めたことを暗示する。
少年もそのことを悟り、自分に新しい命を与えてくれた心臓が、かつてこの家で会った少女のものであることを確信する。
ラストが前向きで良かったです。
あと、篠原涼子のおばさん顔が、子供を覗き込むようなアングルで、急にどアップで画面いっぱいに映し出されるのにはびっくりしました。心臓に悪いのでやめてください。
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