「すごく心に響く」人魚の眠る家 subaruさんの映画レビュー(感想・評価)
すごく心に響く
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重く、苦しく、考えさせられる作品。
脳死を死亡とするのかどうか…医療ドラマや映画では必ずと言っていいほど題材にされる事が多いなか、スポットを家族中心に当て、また科学の進歩が垣間見える、私は新鮮で、衝撃的でした。
母親が子を思う強い気持ち
包丁を持ち出し発した言葉に涙しました。
国に決めてもらう。私は殺人罪に問われるなら嬉しい。
人は2度死なない。
一語一句合ってるわけではないですが、このようなニュアンスの言葉が衝撃的で、涙が止まらなかったです。
たしかに…愛する我が子の死を、認めるも認めないもお任せします。は困る。決められるわけがない、罪を犯してでも決めてくれ。
機械で動かすだけの身体、意思のない身体、でも触れば温かく、脊髄反射と分かっていながらも動く手
答えは家族1つ1つあるのだと思う。
せめてもの救いが家族はバラバラにはならなかったこと。母親に寄り添う母、妹、父親、息子。彼女の周りには人がたくさんいること。1人じゃないこと。また娘の心臓がたくましく生きていること
救いでした。
更地からの絢香のあいことばが流れたときは、心が少しスッとしました。うまく言葉が見つからないですが…
ただ、本当に素敵な作品に出会えたと思いました。
坂口健太郎さんも演技がみるみるうまくなってて感動!
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