「対戦役の設定に無理がある」ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
対戦役の設定に無理がある
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総合55点 ( ストーリー:30点|キャスト:60点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
宇宙で有数の圧倒的力を身につけた悟空たちに、生まれ持った才能があるだけで殆どまともな戦闘経験がないブロリーという初心者が戦いに挑む。それなのに悟空とベジータ相手にブロリーが宇宙一番という強さを見せつける。
だけどもう設定に無理がありすぎで、話がちっとも面白くない。フリーザ様はろくに策もないままに実力が未知なブロリー1人を地球に連れてきて戦わせるだけという無能ぶりにもしらける。しかもブロリーは元の酷い惑星に戻って文明の無い生活を再開させるらしい。いいのかそんな待遇で。
この作品の固定客がいるから新作が無理な話で強引に制作されている。登場人物たちの強さが極限まで達しているから、何かと話が限界に達している。やはり鳥山明が新作の連載を作らなかったから、昔々の作品に無理な皺寄せが重なっている。自分も期待はしていないが惰性で観ているだけ。
ただ滅ぶ前の惑星ベジータの話が少し観れたのは良かった。こういう過去の話とかを『スターウォーズ』のように作ったほうが自然に観られそう。でも悟空が出てこない作品じゃ観客が来ないか。
画像はCGを使って品質が高くなっているが、それでもハリウッド作品とは相当に技術的な差をつけられてしまった。ブルマ役の声優が残念ながら病死のために今回から変わっていた。
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