「これが観たかった!」ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー ユージーンさんの映画レビュー(感想・評価)
これが観たかった!
とにかく、脚本が素晴らしい!
ギャグとシリアスが絶妙なバランスで、鳥山さんのやりたいことと、ファンの需要とがいい感じにマッチしているように感じました。
ストーリー序盤に、ブロリーの生い立ちや、サイヤ人とフリーザ軍の過去について、とても丁寧に描かれていたのが、新参にも優しく、また、古参ファンにとってもうれしい展開だったのではないでしょうか。
そして、中盤から終盤にかけての戦闘シーン。
これはもう、圧巻の一言!
キャラクターそれぞれの良さがあますところなく表現されていました。悟空の柔軟な対応、ベジータの冷淡なやり口、ブロリーの野生的な戦闘スタイル、そして、フリーザの扱い。
どこをとっても見劣りのしない出来だったと思います。個人的には、ベジータがものすごくかっこよかった!
とにかく、海外のドラゴンボールファンにもはやく観てほしい!
ほろろさんへ
お久しぶりです。
よかったですよね。
過去のブロリー(殺人マシーン的なほう)が好きな方には、今回のキャラ改変は人間味がありすぎて受け付けないようですが、自分はこちらのほうが好きでした。
何十年も、スパルタな父親と二人きりで、知的な生物のいないあんな環境で育てば、ああした純粋な性格になるのもうなずけます。
バトルシーンも、重厚かつスピーディな戦闘で、これぞドラゴンボールの戦いだ! といった感じでしたね。
ドラゴンボール初心者です。なので、これまでのヒストリーに捉われずに観ましたが、少ないセリフでシンプルに深く心に響かせるこの脚本は凄いですね。他の人が同じセリフを書いたとしたら、たぶんそれほど響くとは思えないのに、この作品では、絶妙のタイミングで入ってくるので、思わぬところで心を鷲掴みされました。